子どもはとっても元気ですよね。
大人が一緒に遊ぶと体力がもたなくて大人の方が先に疲れてしまうこともしばしばあると思います。そんな元気いっぱいの子どもにつきものなのが怪我ですよね。
どんなに気を付けて見ていても怪我をしてしまうことはあると思います。
もちろん防ぐことの出来ない怪我(一生懸命走って転んでしまうなど)もありますが
予防を行うこと怪我のリスクを下げることができると思います。
そこで、今回は怪我の予防のためにするといいことについてお話をしていきたいと思います。
爪切りで怪我をしないためにできること
まず大切なのが爪切りです。
子どもの爪は大人と比べると伸びるペースが早く、柔らかいという特徴があります。
ハイハイをするときに爪が床と擦れたりするときもあるので爪がかけたりする可能性もあります。爪の怪我を防ぐために爪切りはとても大切です。
1週間に1回は爪切りを行うようにすると良いと思います。
なかなか爪を切らせてくれない…そんな時
起きているときなかなか切りにくいと思うので子どもが寝ているときに切ったり、誰かの手をかりることが出来そうな場合は、子どもの手を支えてもらったりすると安全に爪を切ることができると思います。
服装で怪我をしないためにできること
子どもの服装は、怪我を予防する上で大切なポイントになります。
ストレッチ性や伸縮性のある服だと動きやすく遊びやすいと思います。
特に公園に行くときやアスレチックの時などはTシャツとズボンというような動きやすい服装を着せてあげると、子ども自身も全力で遊ぶことができそうですよね。
また、素材だけではなく子ども身長や体形に合った服を選んであげることも大切なポイントになります。服が小さいとどうしても腕があげ辛くなりますし、サイズがきつい状態で運動すると苦しくなってしまう可能性があります。逆にサイズが大きすぎると、丈が長くて踏んでしまったり袖が長くて手や指先が動かしにくかったりと、思わぬ怪我に繋がってしまうことが考えられます。ですので、一人一人その子に合った服を選んであげることが大切なポイントになってきます。
子どもが靴で怪我をしないためにできること
足のサイズに合った靴を履かせることは怪我の予防に繋がります。子どもの成長は早いものですよね。「もうこんなに大きくなってる!」「この前まで履いていた靴がもうキツそう」と思ったことがあると思います。
すぐに大きくなってしまうから大きめのサイズの靴を選びたくなるかもしれません。ですが、今の子どもの足のサイズにしっかりと合った靴を是非選んであげてくださいね。
と言うのも
靴が大きすぎると
靴がすぐ脱げてしまう 歩きにくい など
靴が小さいと
マジックテープなどが外れてしまうことで靴が脱げやすくなる 圧迫され指や足が痛くなる 痛みから歩くことが嫌になる など
サイズの大小に関わらずサイズが合ってないことで靴が脱げやすくなってしまい、それらのことから転けやすくなってしまうことも考えられます。
実際に保育園で散歩をした時にあるきづらそうにしていたり、良くつまずいたりしていた園児の靴のサイズを確認すると靴のサイズが小さいことが原因だったこともあります。
子どもが何もないところで頻繁につまずき、歩きづらそうにしている時は一度靴のサイズの確認を行ってみると良いかもしれません。
また紐ぐつだと紐が解けてしまいその紐を踏んでしまったりする可能性もあるので、ある程度自分で紐を括れる練習ができる年齢ぐらいまでは、マジックテープや紐がないものを選ぶと良いかもしれません。
周りの環境で怪我を予防するには
特にお家や室内だと屋外に比べて狭い範囲に物がたくさんあったりすると思うので、
子どもの手の届く範囲や子どもが遊ぶところにはあまりものがない方がいいですね。
けれど、机や家具など動かしにくいものがあったりする時もあると思うのでそんな時は保護クッション材を貼ったり、大人の手で保護をしたり、その家具の前で大人がいるようにするなどして予防を行うものいいですね。
キッチンなど火を扱ったりして子どもが入ってくると危険だと考えられるところにはベビーゲートなどを付けて子どもが入ってこられなくするのも一つの方法ですね。
外で遊ぶときは何か危険なものが落ちていないか、壊れているものはないかなど確認を行なっても良いと思います。
まとめ
今回は怪我の予防についてお話をさせてもらいました。
子どもにとって怪我はつきものだと思いますが、予防できるところは予防を行うことが大切なポイントになってくると思います。
もちろん対策をとっていたり、予防を行なっていたりしていても怪我をするときはあると思います。そんな時は「自分がもっと見ておくべきだった。」と自分を責めてしまったりする時もあると思いますが、あまり自分のことは責めすぎないでくださいね。
また、子どもはすごいもので何度もこけていく中で上手に受け身をとってこけるようになってきます。そんなときは「どうしてこけたの」と聞くだけでなく、「上手にこけることができたね。すごいね。」というように子どもができるようになったことに対して褒めてあげることも大切だと思います。
今回の記事が少しでも皆さんのお子さんの怪我予防のお役に立てばと幸いです。
病棟勤務、美容皮膚科を経て保育園で保育園看護師として働いています。
子どもが好きで子どもと関わる仕事ができればと思い保育園看護師になりました。
看護師の目線での気づきなどを皆様と共有できればと思います。