赤ちゃんによく眠ってもらう方法。新生児の『睡眠』の何故?にお応えます!

こどもの健康

ちゃんは夜中も構わず起きたり泣いたりします。そんな赤ちゃんのお世話をするママも睡眠不足でグッタリ…。『どうして寝てくれないの?』と、毎晩悪戦苦闘で泣きたくなってしまうこともあるでしょう。

今回は、赤ちゃんの睡眠についての『何故⁇』をご紹介します。健やかな成長のため快適な睡眠を取らせてあげましょう。

赤ちゃんはどのくらい寝るの?

新生児の赤ちゃんは、ほとんど寝て過ごします。生後間もない赤ちゃんの睡眠時間は、1日およそ1520時間にもなります。昼や夜の感覚はなく数時間(24時間)おきに起きて、ミルクを飲み、また眠ります。

1回の寝る時間もバラバラです。特に新生児期(生後4週未満)~生後2ヶ月頃までは、授乳やミルクが終わるたびに眠ってしまい、だいたい2時間~4時間ごとに再び目を覚まします。

赤ちゃんの睡眠特徴

赤ちゃんの眠りは、眠りの浅い「レム睡眠」の時間が多いと言われています。

<レム睡眠とは>

レム睡眠とは浅い眠りのことで、レム睡眠時は、眠りが浅いため小さな物音やちょっとした刺激で起きてしまいます。

<赤ちゃんを起こさないためにできること>

・できるだけ部屋を暗くして、物音を立てない場所で寝かせましょう。
・室温や湿度など環境面も眠りやすいように整えることも必要です。
・おむつの不快感.空腹で目覚めてしまわないように睡眠前におむつ交換や授乳を行いましょう!

逆に、深い眠りのことを「ノンレム睡眠」と言います

<ノンレム睡眠とは>

レム睡眠とは浅い眠りのことで、ノンレム睡眠は深い眠りのこと。通常、睡眠はこのふたつの眠りから成り立っています。赤ちゃんの眠りにはレム睡眠とノンレム睡眠のバランスが関係しています。大人が眠る場合、浅い眠りであるレム睡眠は全体の1520%ほどとなっていますが、新生児の場合はレム睡眠が50%を占めているのです。

睡眠間隔がバラバラ

新生児は、昼夜の感覚がありません。ママのお腹から出てきたばかりなので明るい日光を浴びたり、夜が近づくと日が沈んで暗くなるという1日の流れを知りません。身体を通して実感することを重ねることで身についていくものです。

そのため、基本的に睡眠感覚がバラバラで、眠る時間と起きる時間がその日ごとに違うんですね。

<生活リズムを整えたい場合にできること>

・朝は日の光を浴びさせて、昼間は明るい部屋で人のそばに置きます。
・リビングなどでお昼寝させるのも良いでしょう。
・活動場所と、夜に眠る場所をしっかり区別するのも効果的と言われています。

成長とともに、徐々に日中に活動して、夜になると眠るようになってきますよ。

長い目で見守って下さいね!

“睡眠不足”はない

新生児は、寝たいときに寝て、眠くないときには起きている…を繰り返します。

「睡眠時間が短いのかな?」と睡眠が足りているか心配になりますよね。でも赤ちゃん本人にとってはちょうど良い睡眠時間なので特に心配はいりませんよ。それが赤ちゃんの生活スタイルです!

★睡眠を整えるコツ

生活リズムそのものを整えることが大切です。赤ちゃんの睡眠時間を整えていくために注意すること!

【基本的な過ごし方】

・日中は明るい場所で過ごしましょう。20時頃には部屋を暗くしましょう。
・寝る前の沐浴、入浴はぬるめの温度でしましょう。
・寝る前に興奮させるような遊びは避けましょう。

〜生後1ヶ月頃まで

日中は、それほど静かにしなくて大丈夫ですよ。抱っこしたりなでたりと、赤ちゃんの肌に触れる機会を多くもちスキンシップをたくさんとりましょう。

生後1ヶ月~2ヶ月頃まで

少しずつ昼夜の区別がついてくる時期です。日中に窓を開けて外気浴をしたり抱っこしたり話しかけたりしてあげましょう。

生後3ヶ月~4ヶ月頃まで

・昼夜の区別がはっきりしてくる時期です。散歩を日課にしましょう。
・寝返りが始まったり、赤ちゃんの活動が増えるので、日中にたくさん遊ばせてあげましょう。
・まだまだ昼夜逆転してしまうこともあるかもしれませんが、その場合は日中の散歩や遊びの量を   増やすなどしてみるのもいいですよ

生後5ヶ月~6ヶ月頃まで

離乳食をスタートしたら、食事の時間を中心に、生活リズムをつくっていきましょう。

生後7ヶ月以降

・遊ぶ・食べる・昼寝の時間を決めて、日中の生活リズムをつくっていきます。赤ちゃんが自分で動きまわることのできる環境を用意してあげましょう。
 ・寝る前にたっぷり授乳して下さいね。

【入眠儀式】

入眠儀式とは寝る前に行う習慣のこと!

眠りにつきやすくなる効果があるといわれています。

赤ちゃんは睡眠リズムが整わないのは当たり前で入眠儀式を取り入れることで、赤ちゃんが徐々に睡眠リズムを整えていく手助けをさます。

〈例〉
 ・ゆったりした音楽を流す(オルゴール等)
 ・背中をトントンしたり、おでこや耳などを優しくマッサージしたりする
 ・子守唄をうたう
 ・絵本の読み聞かせ

赤ちゃんにオススメのおやすみ絵本

もうねんね
【童心社】

もうねんね

文:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社: 童心社

おやすみ~
【くもん出版】

おやすみ~

作:いしづ ちひろ
絵:くわざわ ゆうこ
出版社: くもん出版

いいこねんね
【童心社】

いいこねんね

文:内田 麟太郎
絵:長谷川 義史
出版社: 童心社

まとめ

赤ちゃんは生活リズムができていないので寝る時間も起きる時間もバラバラです。子育て中のパパママも悪戦苦闘してしまいますが成長していくにつれて昼夜を区別できるようになります。焦らずに快適に眠れる環境作りと規則正しい生活習慣を心がけていきましょう。

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