子どもが生まれてしばらく経ってハイハイが始まった頃、「うちの子のつかまり立ちっていつだろう」と思ったことはありませんか?日々、子育てに追われているものの忙しい中にも癒しがあり、大変だけど成長が嬉しい、そのような時期だと思います。そのような中、「少し気になるな・・・」と思う時はありませんか?
今回は数あるお悩みの中から「つかまり立ち」について、お話したいと思います!
まず、「つかまり立ち」が「いつ頃から始まるの??」「つかまり立ちの環境は大丈夫なのだろうか??」といった、「??」を一つずつご紹介していきます!
「つかまり立ち」の時期
厚生労働省の調べでは、生後10か月~11カ月頃の乳児の90%以上が「つかまり立ち」をしているそうです。おおよその目安は生後9か月でしょうか。
赤ちゃんの成長には、当然「個人差」がありますので、遅いなと思っても心配しなくて大丈夫ですよ!焦らずに見守ることが一番大事です。
<生後10か月頃の赤ちゃんの特徴>
生後9か月を過ぎた赤ちゃんの多くは、下半身を支える足や腰の筋肉がしっかりしてきます。机やイス、ソファーなどの家具やパパやママの体につかまって、「アレに触りたい」「あそこに行きたい」と好奇心・探求心が刺激され、自発的に体を引き上げようとする時期です。最初はまだまだ筋力が不十分なのでグラグラしたり、よろけてしまったりと、しっかりと立つことができず、膝立ちになることも多いと思います。
何度もつかまり立ちにチャレンジするうちに、しっかり立てるようになります。
つかまり立ちを促すには・・・
つかまり立ちは練習することもできますが、無理強いはしないようにしましょうね。おもわず練習したくなくなるような「楽しいおもちゃ」や遊びの中で、つかまり立ちの動きを取り入れて練習するのがおすすめです!
<おすすめのおもちゃと遊び方>
おすすめ1: テーブル型のおもちゃ
テーブル型のおもちゃは、つかまり立ちの練習になる人気のおもちゃです。おもちゃ自身にたくさんの仕掛けがあり、興味を持って遊ぼうとつかまり立ちの練習につながります。また、安定感もあるのでパパやママにとっても安心して見ていられるおすすめのおもちゃです。
おすすめ2: 手押し車型おもちゃ
つたい歩きやひとり立ちができるようになってきたら、手押し車型のおもちゃをおすすめいたします!車を動かすと音がなったり、赤ちゃん自身も自由に動き回れるので、楽しくなるはずです!手押し車型はつかまり立ちしたばかりの赤ちゃんよりも、つかまり立ちになれた赤ちゃんにおすすめです。
おすすめ3: ベビージム型のおもちゃ
ベビージム型のおもちゃは、ねんねしている頃から、つかまり立ちの練習まで長く使えるおすすめのおもちゃです。まだ小さな赤ちゃんでも安全に使えるように、角が丸くなっているものが多く、安定感があるものが多いのでおすすめです。
選び方!
おもちゃの選び方は月齢に合わせて調整できるものがおすすめです。
サイズ調節できるおもちゃがおすすめ!
大き目のおもちゃの場合、手が届かず転倒してしまうなどの危険性があります。高さや幅など調節できるものを選ぶか、正しい月齢に合わせたおもちゃを選ぶようにしましょう。
安全装置があるもの!
現在、市販されているおもちゃの多くは安全に配慮されたものが多いですが、まだまだ物によっては手や指が挟まってしまう危険性があります。ストッパーや安全装置があるかとうかを事前にきちんと確認し、ふいにおもちゃが倒れてしまわないように転倒防止装置があるものを選ぶのがおすすめです。
仕掛けがたくさんあるおもちゃ!
仕掛けが少ないおもちゃだと、赤ちゃんが飽きてしまうことがあります。長期間遊べるように仕掛けが多くあるおもちゃを選びましょう!長期間遊べるということは、つたい歩きや足腰を鍛えることにもつながるので十分な練習になりますよ!
気を付けるべきこと!
無理にやらせない!
無理やりつかまり立ちを練習させようとすると、立つことが嫌いになってしまいます。無理やり練習せるのではなく、子どもの様子を見守り、支えるなどのサポートしてあげましょう。
転倒・落下に配慮する
つかまり立ちができるようになると、高いところに興味を持ったり、登ってしまうので手を伸ばして転倒したりする場合もあるので少し転んでも大丈夫なように、マットやクッションを敷いたりしましょう。
<対策1>
床には滑りにくい素材のラグやジョイントマットを敷き、段差がある場所にはつまずき防止のマットを敷いておきましょう。
<対策2>
転んだときにケガをしないように、家具や柱の角にクッション材を貼ったり、キャスター付きの家具は動かないよう固定しましょう。
誤飲・窒息に注意!
つかまり立ちを始めると、いろんなところに手を伸ばし取ったものを口に入れてしまいます。誤飲や窒息の危険性もあるので物を置きっぱなしにしないなど、赤ちゃんの目線で周囲を確認してみましょう!
【その他】
チャイルドロック
引き出しやドアも開けられないようにしておくと、指を挟んだり、中の物を口に入れたりする事故を防げます。
ゲートの設置
家中をのびのびと歩き回らせてあげる為にもゲートは必須ですよ。
家の中の危険な場所(キッチン、浴室、段差のある玄関や落ちると危ないベランダ、階段)です。そのような場所にはベビーゲートを設置して、赤ちゃんが入れないようにガードしましょう。
まとめ
赤ちゃんがつかまり立ちをするのには個人差があります。心配しなくて大丈夫ですよ!焦らずに赤ちゃんのペースで少しずつ進めてください!
その際も、安全対策はきっちりと行い、パパもママも赤ちゃんもみんなで楽しみましょう‼︎
職歴 保育士20年
資格 保育士資格*幼稚園教諭二種免許
今まで経験してきたことを存分に発揮していきたいと思います。
子どもの秘めている力を引き出して、職員、保護者と共に喜び笑い合える環境作り、しっかり寄り添う事を大切にしながら日々奮闘中!