子どもの人見知りは何歳から?人見知りがなぜ起きるのか、子どもの人見知りへの疑問をわかりやすく解説

保育・子育て

初めて会う人に話しかけられたり触れられた時に、大泣きをしたりする赤ちゃん。

「どうしてこんなに泣いてしまうの!?」

人見知りは赤ちゃんの心が成長している証とはいえ、あまりにも号泣していると親としても困ってしまいますよね。しかし、赤ちゃんが人見知りをするのには、それぞれの個性や性格の違いで個人差がありますが、きちんと気持ちを理解してあげることや、愛情を持って接してあげることが大切になってきます。

さて、今回は人見知りする時期と、その乗り越え方をご紹介していきたいと思います。

人見知りってなぜ起こるの?

子どもの人見知りは、普段見慣れない人が近づいた場合などによく起こります。大人の人見知りとは違い、子どもの人見知りは警戒感や不安からくる防衛本能であり心の成長の証です。

人見知りをするのは何歳から?

人見知りをする理由

人見知りには、個人差がありますが、一般的には生後6ヶ月〜1歳頃までと言われています。

生後4ヶ月くらいまでの赤ちゃんは、視力が十分に発達していないので、親と他者を判断することが難しいので人見知りはあまりおきません。

しかし、早ければ生後5ヶ月ぐらいで親と他者を認識できるようになります。

そして6ヶ月くらいから、自分の知らない人に対しての警戒心が強くなります。

また脳が発達するとともに、いつも触れ合っているママやパパを記憶できるようになります。知っている人と知らない人を見分けられるようになり、その時に人見知りが始まるのです。

初めて会う人に触られたり、じっと見つめられたりすると警戒感や不安感から怖いと感じ、ママやパパの側にいて安心感を得ようとします。 この時期、特定の大人との信頼関係をしっかりと築くことが、その後の社会性の発達にもつながっていきます。人見知りの時期や度合いは、その子が持っている気質が関係していることが多く、赤ちゃんによって個人差があります。

人見知りをする子としない子の違いってなに?

人見知りする子としない子の違いは、ほとんど生まれつきの性格や生活環境が関わってきます。

人見知りをする子の特徴
初めて出会った相手を目の前にすると、緊張してしまって戸惑ったり、いきなり泣いてしまったりするところがある。
人見知りをしない子の特徴
子どもが集まる場所でも積極的に関わっていくことができ、大人との会話もスムーズにできる。

人見知りをする子としない子の違いは、会話に慣れているかどうかが大きいと思います。生まれつき社交的で人見知りをしないような子もいますが、人見知りをしない子は生まれたときから積極的に話しかけられるような環境にいたり、人見知りを克服するために環境を整えていたり、子どもが他者と会話をすることに慣れていることが多いです。

どちらが良い悪いもなく、人見知りをするもしないも、その子の個性と捉えてあげましょう。

人見知りをするしないで、「自分の子育ての仕方に問題があるのかな」などと悩まなくても大丈夫です。

その子の個性に寄り添いながら成長を見守ってあげることが大切です。

人見知りへの対応

安心できる大人との関係づくり

人見知りで泣いてしまったときには、子どもに「この人は優しい人だよ」「怖くないよ」と、優しく声をかけてあげてください。

相手の人には、この子は人見知りをすることを伝え、いきなり抱っこなどはせず、まずは手を触ってみたりゆっくりと時間をかけて距離を縮めたりしていくように伝えましょう。

その前にママやパパが笑顔で楽しく話しかけ、赤ちゃんの緊張や不安を取り除いてあげることも大切です。

赤ちゃんは親の表情や声色などで、相手の人に対して安心していいのか判断します。離れてもすぐにママやパパの元へ戻れるという安心感があれば気持ちの転換がしやすくなるのです。

離れてもすぐにママやパパのそして一番大切なことは、その子の気持ちのペースで近づいてもらうことです。

人見知りがどれだけ強い子でも、「この人に近づきたい」という気持ちはあるので、自分のペースでゆっくり人を観察し、自分から近づいていけるまで待ってあげましょう。

その子が好きなもの、興味のあるものを通して、関わるのもいいかもしれません。

☆ポイント☆

ママやパパから離れるときに、子どもが泣いてしまっても、「成長の過程で当たり前のこと」と捉えましょう。

子どもは親から離れることに不安を感じてしまうので、絶対に子どもに不安な様子をみせないことが大切です。

子どもの人見知りは健康に育っている証

人見知りは、その子によって時期や、期間も違います。

そして人見知りは成長していく中で、必ず通る道だと理解しましょう。

人見知りの早い、遅いなどを周りと比較せずに、その子の個性だと思うことも大切です。

そして「人見知り」の時期は、特定の大人との安心できる関係づくりが大切になってくるのです。

まとめ

子どもは信頼できるママやパパを通して、相手が自分にとって害がないのか判断します。

子どもが警戒したり人見知りをしたりしている時は、無理に子どもを近づけるのはやめましょう。

大切なのは、無理に人見知りを克服させるのではなく、子どもの気持ちに寄り添ってあげることなのです。

そうすれば、徐々に人見知りは克服していくでしょう。

知らぬ間に人見知りの時期が終わっていたということも、少なくはありません。

赤ちゃんの心の発達や豊かな感情を持ってもらうためにも、少しずつ色んな場所へおでかけし、色んな人に触れ合える機会を作っていきましょう。

タイトルとURLをコピーしました