子どもの『癇癪(かんしゃく)』が起こる原因と対処法をご紹介

保育・子育て

子どもの『癇癪(かんしゃく)』って、いつどのタイミングで起こるか分かりません…。公園やスーパーなどでも お構いなしに泣き叫び、大暴れして大変な思いをされたパパ、ママも多いと思います。だからといって 叱ったりする事は子どもにとって悪影響です。本当に意味もなく癇癪(かんしゃく)を起こしていると思いますか?子どもにだって『癇癪(かんしゃく)』を起こす理由があります。

今回は、『癇癪(かんしゃく)』についての原因、対処法を一緒に見ていきたいと思います!

『癇癪(かんしゃく)』とは

癇癪(かんしゃく)とは、ちょっとした事にも怒りやすい性質のことをいい、自己欲求が出始める1歳〜4歳頃になると自分の要望や不満、不具合など思い通りにならないと物を投げたり大声で泣きわめいたり様々な形で表れます。

このような行動は子どもの成長過程に見られ自立していく第一歩です!感情のコントロールが上手くできないときに『癇癪(かんしゃく)』を起こすと言われているので子どもの『困っているサイン』と捉えるのがいいと思いますよ!

『癇癪(かんしゃく)』の原因

癇癪(かんしゃく)が目立ち始める1歳半~2歳頃の第一反抗期は、子供が直立して歩けるようになることで行動範囲が広がり、いろいろなことができるようになる時期です。ですが思い通りにならないことも多く、さらにそのような状況へ大人が介入すると、その失望を怒りで表します。

子供が癇癪(かんしゃく)』を起こすときは、その行動の裏にメッセージが隠れています。決してキレやすい子どもなのではなく、言葉で表現できない感情を表しているのです。

[やりたい事が出来ない]

身体機能が未発達なため、やりたいことが自分の思うようにうまくできずイライラしてしまう。

[言いたい事が伝わらない]

言語能力が十分に発達してないため、感情や伝えたいことをうまく表現できない。

[イラつき]

怒りやイラつきをどう扱っていいのか分からない。自分の体調の変化や体調不良で大声を出したりものに当たったりすることで表現している。

※自分の思い通りにいかないことに対しての感情が『癇癪』を引き起こす根本にあります。その点をパパ.ママが理解してあげ適切に対処していくことが重要ですよ!

『癇癪(かんしゃく)』の対処法

[落ち着くまで見守りましょう]

激しく癇癪(かんしゃく)を起こしてしまうと自分では止められなくなります。気持ちが落ち着くまでは、そっと見守りましょう。そして少し落ち着いてきたら優しく声掛けをしてあげてみてくださいね!

[落ち着いたら理由を聞いてあげましょう]

気持ちが落ち着いて話が出来るようになったら、子どもの気持ちをしっかり聞いてあげ受け止め共感してあげましょう。子どもがちゃんと話を聞いてもらえると言う感覚を作るのが大切になってきます。

※どうしても落ち着かない時は、ギュッと抱きしめたり手を握ってあげたり背中を摩ったりとたくさんスキンシップをとってあげて下さいね!

では、実際に癇癪(かんしゃく)が起きたときどうしたら良いのか?一緒に考えてみましょう。

icon

友だちのオモチャが欲しようで泣きながらおもちゃを振り回した時、
あなたならどうしますか?

良い対処例

  • 「一緒に遊ぼう」「貸して」と声かけをする
  • 落ち着くまで見守る
  • 落ち着いた後に理由を聞く

悪い対処例

  • 甘やかすまいと叱責する
  • モノで釣って注意を引く
  • 子どもの気持ちを知ろうと質問攻めをする
  • その場をとりあえず誤魔化す

※『どうしてか?』を一緒に考えていく事が大事です。そして出来たときに一緒に喜んであげて下さいね。伝わりやすく大げさぐらいがいいですよ!

NG‼︎対処法

叱責は絶対にしない!

親の気持ちからすると叱りたくなりますが余計に癇癪(かんしゃく)がひどくなる可能性があります。

「モノ」で釣ったりしない!

「我慢したらあとでご褒美を買ってあげる」という方法は、「泣けば思い通りになる」と理解させてしまいます。

質問攻めにしない!

子どもの気持ちを理解したいがために「〇〇なの?」「××なの?」などと質問攻めにすると子どもは混乱をしてしまいます。癇癪(かんしゃく)を長引かせる原因にもなるので注意しましょう。

ごまかさない!

子どもの気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。後で全く関係のない場面で思い出して泣く等、引きずることになります。基本的に『癇癪(かんしゃく)』はその場で解決をしていきましょう。

放置(無視)する!

子どもの『癇癪(かんしゃく)』をそのまま放っておくと、子どもにとって「ママはこの行動を容認している」というメッセージになりますので注意して下さいね!

まとめ

どうでしたか?子どもの『癇癪(かんしゃく)』の多くは、成長過程での一過性のものが殆どです。毎日続くとパパ.ママも大変な労力と神経を使いますがあまり神経質にならずに辛い時は、周りに頼ったり一時保育や支援施設などを利用したりしてみるのもいいと思いますよ!

保育・子育て
スポンサーリンク
保育・子育てのポータルサイト -HOIPO-
タイトルとURLをコピーしました