哺乳瓶はいつまで使う？哺乳瓶を卒業するコツを保育士目線で解説します

哺乳瓶でミルクを飲んでいる赤ちゃんにとって、哺乳瓶を口に入れることは心地良く中々やめられないもの。

特に寝る前に哺乳瓶でミルクを飲み、安心して眠ることが習慣付いてしまっていると、哺乳瓶をやめるタイミングに苦労してしまいますよね。

しかし、お子さんが1歳を過ぎてくると、そろそろ哺乳瓶をやめさせたいと思う、パパやママも多いのではないかと思います。

今回はそんな、哺乳瓶を卒業させるタイミングや、スムーズに卒業させるコツをご紹介していきたいと思います。

哺乳瓶はいつ卒業させればいいの？

哺乳瓶を卒業するタイミングはお子さんによって様々ですが、目安としては1歳〜1歳半頃が哺乳瓶を卒業する時期に最適と言われています。

また1歳を過ぎると、栄養価が高い牛乳を飲ませる事が可能になるので、ミルクの代わりに牛乳をあげたりと、スムーズに哺乳瓶を卒業できるタイミングと言えるでしょう。

哺乳瓶をやめた方がいい理由とは

赤ちゃんが哺乳瓶に依存してしまう

授乳の時間は、赤ちゃんにとってとっても安心できる心地良い時間です。

哺乳瓶を口にすることで、安心できるという気持ちになり、それを続けてしまうことで、どんどん依存してしまう傾向があると言われているのです。特に2歳を過ぎる頃になると、食事や睡眠などといった生活習慣が定着してくるので、哺乳瓶の使用を続けていると、哺乳瓶の卒業が難しくなると言われています。

ミルクを続けると虫歯になる

1歳頃になると乳歯もほとんど生え揃ってくる時期でしょう。

どうしてもミルクがやめられないお子さんには、ミルクを飲んだ後はしっかり歯磨きをさせることを徹底してあげることで虫歯予防になるでしょう。特に注意してほしい事は、夜間の授乳です。哺乳瓶をくわえた状態で寝てしまうのは要注意です。 タイミングを図りながら、哺乳瓶からマグやコップへと移行することを考え、哺乳瓶から卒業させてあげましょう。

スムーズに哺乳瓶を卒業させるコツ

マグを使ってミルクから卒業！

哺乳瓶とは違って、少し飲み方が違うストローマグ。哺乳瓶からしか飲んだことのない赤ちゃんからすると、初めは戸惑い上手く飲み込めない事もあるかと思いますが、慣れていくうちに上手にストローマグを使いこなせるようになります。

また哺乳瓶からいきなりストローマグへ移行するのではなく、8ヶ月頃くらいから徐々にマグに慣れさせていくことがポイントです。

食べることに興味を引き寄せる！

ミルクを飲むことより、食べることへの意欲を高めると哺乳瓶を卒業できたというケースもあります。

もちろん与え過ぎることは、偏食に繋がってしまうこともあるので、時間や量をしっかり調整しながら、食べることへの興味を持たせてあげましょう。

哺乳瓶卒業後の心のケア

哺乳瓶を卒業した赤ちゃんの心のケアはとっても大切です。

ママやパパと密着しながら、哺乳瓶を安心して飲み過ごしてきた時間が、哺乳瓶生活が無くなることでその時間が減ってしまいます。

ですので、「哺乳瓶がなくてもママやパパは側にいるよ」とスキンシップの時間を意識的にとってあげるように心かげましょう。

そうすることで、赤ちゃんは「哺乳瓶がなくても自分は愛されているんだ」と安心して過ごせるようになるのです。

子育てにはマニュアル通り完璧にいかないことだらけです。

赤ちゃんの気持ちに寄り添いながら、赤ちゃんの哺乳瓶を卒業するタイミングをよく図り、赤ちゃんとママのタイミングで行うようにしていきましょう。

まとめ

哺乳瓶を早く卒業したいと焦ってしまうママやパパも多いでしょう。しかし、無理やり哺乳瓶を取り上げてしまうと赤ちゃんの気持ちを傷つけてしまいます。少しずつマグなどを使い、赤ちゃんにストレスのない程度で卒業していけるといいですね。

[引用]
https://life.pintoru.com/baby-bottle/graduation-of-baby-bottles/
https://mamanoko.jp/articles/25231