2歳児に多い『食べたくない‼️』はどうして起こる?食べなくなる理由と対処方法

こどもの健康

離乳食も終了して普通食も順調に食べ始めていたのに…。

それが、ある日突然、食べる意欲も減退し食べさせてもらうのを待つばかり…。そんな子どもさんも多いのではないでしょうか?さて今回は2歳前後から何故 食べなくなるのか⁇現役保育士が経験をもとにお話ししていきます‼︎

【ある日の朝、お母様よりA君についてこんな相談がありました。】

最近、保育園で給食は1人で食べていますか?口に入れないと食べなくて…。食も細くなったみたいで心配になります。他のお子様はどうですか?

最近は前ほど進まずにいるので声掛けをしながら様子を見ています。たまにスプーンを一緒に持って口に運んであげたり食材の大きさなども工夫してあげたりすると少しずつ食べてくれますよ〜

そうなんですね…

この時期 食べなくなるお子様も多いですよ。かと言って無理に食べさせたり怒るのは逆効果なんですよ。食事が嫌になってしまいます!成長と共に自分の好みやその日の機嫌などもあるので暫くは一緒に様子を見守りましょう!

そんな会話が聞こえてきました。

何故食べなくなるのか?原因や方法など詳しく見ていきましょう‼︎

何故 食べなくなるの?

気分のムラが激しい反抗期。かむ力はまだまだ未熟‼︎この時期は、遊ぶことが楽しくて一時的に食べる量が減るお子様も多いのではないでしょうか?

イヤイヤ期も重なり、『食べてくれない』時も出てきます。でも食べる量が減ってもあまり心配しなくて大丈夫!

厚生労働省の『保育所における食事の提供ガイドライン』にも、1歳以上の子どもの食事で困っていることが記載されています。

  • 1位「遊び食べ」
  • 2位「偏食する」
  • 3位「むら食い」

*理由として考えられること

まだ遊んでいたい食べる気分じゃないお腹が空いてない好みが出てきたイヤイヤ期で不安定眠い

特に、2歳児の成長で代表的なのが「イヤイヤ期」‼︎

自我が芽生え、自分のやりたいことへの気持ちが強くでる時期です。でも噛む力はまだまだ未熟…。

この時期、食べ方にもムラが出てきますが「好き嫌い」ではなく、食べ慣れない物への抵抗感や、奥歯が生えていないと噛み切れないのが原因のこともあります。なので調理方法を工夫してみるのもいいでしょうね。

保育園などの集団生活に入ると、友だちの影響で食べれるようになることもありますよ。反抗期(イヤイヤ期)でも、食事中は基本的なルール(立ち歩かない等)は伝えていきましょう。ママも育児に忙しい時期ですが、気長に見守る事も必要ですよ!

その他にも

  • 食事の前におやつを食べてませんか?
  • テレビはついてませんか?
  • ちゃんとウンチは出てますか?

まずは環境を整えることが大切です‼︎

食べたくなる方法

栄養バランスを考えた食事も大切ですが、この時期は食べる楽しさや興味を持てるようにしましょうね‼︎

【環境を変える】

天気の良い日は公園などでお弁当を食べてみましょう。いつもと違う環境で子どもは楽しいです。

【食器.食具を変える】

好きなキャラクターや食器に変える事で、嬉しくて食べるようになることもあります。

【好きなものを出す】

まずは好きなもの、食べやすいものを出してあげましょう。麺類が好きな子どもも多いですね。ラーメン、そうめん、パスタなどもいいですよ!

【味付けや調理方法を工夫する】

同じような味付けや薄味が続いていると飽きてくることもあります。薄味も良いですが、続くと物足りなく感じてしまうので、いつもと違う味付けの料理を出すのもいいですよ。

【手掴みできる物を作る】

おにぎりや、サンドイッチなど食べやすい物にしてみるのもいいですよ。たまには手掴み食べで自由に食べる楽しさを感じさせてあげましょう。

【量を減らしてみる】

量が多くて食べきれない。ということも考えられます。食べ残しが続くときは、まず量を調節して完食できた達成感を味わえるようにするのがいいです。

【間食の量を少量に時間を開ける】

間食から食事までの時間を空けましょう。量も少量で‼︎お腹がいっぱいということもあります。

【視覚的に楽しく】

盛り付けを鮮やかにすると視覚的に楽しめます。にんじん、トマト、枝豆などカラフルな食材で可愛く鮮やかに‼︎

心がけるポイント

子どもが食べてくれないと、イライラしてしまいますね、でも食事自体が嫌いにならないよう楽しい雰囲気づくりを心掛けましょう。また料理や配膳のお手伝いをお願いすることで、食事(食育)へ興味関心を持つようになります。

この時期は「楽しい食事」が大事!

「みんなで食べるとおいしい!楽しい!」という感覚を育てることが大切ですよ!ママやパパ自身も食事を楽しむ気持ちを持ちましょう!

【結果…】今回のお悩みで感じたことは

保育園での取り組みも同じように行っているところが多いという事です!

場所.食具など替えてみる。

オニギリなど手掴み食べをできるものを一緒に作って楽しい雰囲気で。

盛り付け量を減らして完食出来た達成感を味わえるようにしている。

一番効果的なのは、魔法の粉『ふりかけ』です。コレは定番‼︎

子どもが喜ぶもの第一位です‼︎

『魔法の粉』は、たまに‼︎がいいですよ‼︎

このような方法を試し、その子に合う方法を探しながら日々 子どもの成長を感じ見守っています。

大人も子どもも楽しい雰囲気で食事を心がけましょうね‼︎

【その後のAくんは…というと】

家庭と保育園での様子を毎日連絡し情報共有しながら一緒に取り組んできました。そして今ではしっかりと食べてくれるようになりました!

保育園では、ラップで一口サイズのオニギリを一緒に作ることを試してみました。すると作る過程が楽しかったようで次から次に喜んでオニギリを口に運ぶ姿が見られましたよ。もう一つは、『手掴み食べ』が良かったみたいです。今はスプーンや箸の練習などで手で食べる事はダメ!と思ってたんでしょうね。たまには『手掴み食べ』もいいですよ‼︎

まとめ

子どもが食事をしないと心配になりますよね。ですが無理強いをすると「ご飯が嫌なもの」となってしまいます。遊び食べをしていても、大らかな気持ちで『少しでも食べていたら大丈夫!』と思って下さいね。

上記の理由以外にも「甘えたい」という気持ちが隠れていることも…。たまにはママのお膝で食べてみるのもいいですよ。また、体調が悪いこともあるので子どもの様子もしっかり見てあげて下さいね!

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