大人と赤ちゃんのうんちの違いについて[赤ちゃんのうんち]

こどもの健康

赤ちゃんのうんちは大人と状態が変わってきます。「こんなに便がやわらかくて大丈夫なのか」などと不安になったお母さんも中にはいるかと思います。

そこで今回は赤ちゃんのうんちについて色や形の特徴をご紹介していきたいと思います。

赤ちゃんのうんちの特徴

生まれて間もない赤ちゃんは、お腹に力を入れてうんちを出す力が弱かったり、消化機能が未熟なので、出てくるうんちは軟らかく、水っぽいことが特徴です。また、反射的な動きでうんちが出ることが多く、力を入れていなくてもすぐに出てしまいます。

他にも、赤ちゃんのうんちの状態は、食べたものによって変化します。

新生児〜3ヶ月頃のうんち

新生児期のうんちは、ゆるくて水っぽいうんちが1日に何度も出ます。量は少なめで回数は個人差もあり、多ければ1日に10回以上うんちをする子もいます。

3ヶ月〜6ヶ月頃のうんち

3ヶ月を過ぎた頃からの赤ちゃんのうんちは、ドロドロ、ベタベタした泥状の軟便が出ます。そして便の1日の量も減り、少ない子では1日に2〜3回程度になります。

6ヶ月〜8ヶ月頃のうんち

離乳食開始時期になると赤ちゃんのうんちも変化してきます。

この頃の形状は固まり、茶色い大人と同じ形や色のうんちになってきますが、消化機能はまだ未熟ですので、固形物を食べると便は固まりやすかったり、その時の赤ちゃんの体調の変化で便の色や硬さが変化します。

また食べた物がそのまま便から出てくることもあります。

9ヶ月〜1歳頃までのうんち

離乳食完了期頃には、消化機能も高まっていき、赤ちゃんのうんちは、においや形状も大人の便並みになってきます。

今まで食べた物がそのままの形で便から出ていた物も、そのまま出ることは少なくなってきます。

1日の便の回数には個人差がありますが、だいたい1日に1〜2回程度の量へと落ち着いてきます。

赤ちゃんのうんちの色

新生児から離乳食完了期までの赤ちゃんのうんちの色は変わってきます。

新生児(生後1〜4日)

黒緑色のネバネバしたうんち。

生後3〜4週間目

山吹色や黄色、明るい茶色のゆるいうんち。この頃の便は、母乳やミルクしか口にしていなので軟らかいです。

3ヶ月以降

黄色、茶色、緑色の水気の少ないドロドロした軟便へと変化します。

6ヶ月以降

離乳食を開始するこの頃のあかちゃんのうんちの色は大人と同じ茶色へと変化していきます。

緑色でも大丈夫!

黄色や、明るい茶色のうんちが腸内に長くとどまっていると酸化して緑色のうんちが出ることもあります。ですので緑色のうんちが出ても正常範囲の色ですので心配しないようにしましょう。

母乳とミルクのうんちの違い

生後しばらくの間、赤ちゃんの出てくるうんちは、お母さんの母乳やミルクが栄養源になるので水っぽいうんちが出ます。

母乳で育つ赤ちゃんのうんち

ミルクを飲んで育つ赤ちゃんのうんちより、母乳を飲んで育つ赤ちゃんのうんちの方が軟らかく、オムツに染み込む感じで、うんちの回数も増えると言われています。そして母乳を飲む赤ちゃんのうんちの色は黄色っぽいです。時にはうんちに白いツブツブが混じることもあります。しかしそのツブツブはママのおっぱいに脂肪分が多いとツブツブが混じることがあるだけですので、心配しなくても大丈夫です。

ミルクで育つ赤ちゃんのうんち

母乳を飲んで育つ赤ちゃんのうんちより、ミルクを飲んで育つ赤ちゃんのうんちの方がやや硬く、オムツにべったりとつく粘り気のある感じで、うんちの回数は少なめです。 また、ミルクのメーカーによって配合されている成分が違うため、うんちの色や硬さが違ってきます。

いつもと違う時は受診を

赤ちゃんのうんちの色や回数が違った時、病院へ受診した方がいいか迷うママも多いかと思います。 迷った時は、病院へいく前にまずは赤ちゃんの様子をもう一度確認してあげましょう。

  1. 母乳やミルク、離乳食を欲しがるかどうか。
  2. 普段より機嫌が悪いかどうか。
  3. 睡眠をたっぷりとれていたかどうか。

明らかに様子がおかしい時は病院へ受診してあげましょう。

また受診の際には、便がついたオムツをビニール袋などに包み、病院へ持参することをオススメします。

まとめ

赤ちゃんのうんちは、発達段階により形、色、硬さ、回数が変化します。お子さんの体調や普段のうんちの状態を日々確認しておくことが大切です。

オムツを替える際には、お子さんのご機嫌と共に、うんちの状態も観察してあげれるゆったりとした時間を作っていけるといいですね。

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