おしえて!赤ちゃんの指差しはいつから?赤ちゃんが指さしで伝えたいことは?

こどもの健康

赤ちゃんが何かに指を差して「あっ」あっ」と声を出して何かを一生懸命伝えようとしている姿はとっても可愛いですよね。

指差しとは、まだ喃語しか話せない赤ちゃんにとって、言葉を使わないコミュニケーションツールです。

また指差しにはそれぞれの発達段階があり、その時に応じた声かけをしてあげることが大切です。

今回は、指差しを始める時期や、指差しの発達段階についてご紹介していきたいと思います。

赤ちゃんの指差しってなあに?

赤ちゃんの指差しとは、物や人を差して自分の興味を相手に伝えることです。

何かを伝えようとして、「あー!」「うー!」などと声を出して、何かを指を指している時は、何を伝えようとしているのかを汲み取り、大人がその言葉に反応してあげることが大切です。

例えば、道端で犬と出会い、犬に指差しをしている時は、「ワンワンかわいいね」などと具体的に話しかけてあげてください。

まだ喃語しか話せませんが、このようにリアクションをとることで、赤ちゃんとのコミュニケーションが成立し、赤ちゃんは自分の思いが伝わったと喜びを感じられるようになります。

また赤ちゃんは、日常で大人とのおしゃべりをすることで、新しい言葉を習得していくのです。

赤ちゃんの指差しはいつから始まるの?

赤ちゃんの指差しが始まるのは、生後10ヶ月頃からと言われています。

しかし赤ちゃんの発達には個人差があるので、もうすぐ1歳になるのに指差しをしないからといって焦る必要はありません。

また指差しとは、まだ十分に言葉を話せない子どもたちのコミュニケーションツールで、成長していくにつれて、自分で言葉を伝えられるようになると指差しも徐々に減っていきます。

指差しは限られた期間でしか、見ることができないので、可愛い指差しをする時期をパパやママも一緒に楽しみましょう。

赤ちゃんの指差しの発達段階

赤ちゃんの指差しには種類があり、その指差しをする年齢の目安があります。

赤ちゃんとコミュニケーションを図るためにも、下記の発達段階を知っておくことが大切です。

☆自発の指差し

自分の興味を抱くもの、見つけたものを指で差すことを『自発の指差し』と言います。

この時に、赤ちゃんが指を差している物の名前を丁寧に伝えることで、新しく言葉を覚えるきっかけに繋がります。

月齢は10〜11ヶ月頃からよく見られます。

☆要求の指差し

「あー」や「うー」などと声を出しながら、自分の欲しいものに対して指を差して要求を伝えることを『要求の指差し』と言います。

月齢は10ヶ月〜1歳2ヶ月頃によく見られます。

☆共感の指差し

自分が気になったものや興味のあるものを「見て!」と相手に伝えるように指を差して教えにくることを『共感の指差し』と言います。

この共感の指差しができるようになると言うことは、自分の思いを相手に伝えるというコミュニケーション能力が成長してきたという証拠です。

月齢は1歳〜1歳6ヶ月頃によく見られます。

☆応答の指差し

「〇〇ちゃんの頭はどこ?」という問いかけに対して、自分の頭を指すように、相手からの質問に対して答えることを『応答の指差し』と言います。

これができる頃には、パパやママが「〇〇持ってきて」などと声をかけると、指示を理解することができるようになります。

月齢は1歳6ヶ月頃によく見られます。

この時期は、さまざまな言葉を理解し始め、興味が高まっている時期ですので、新しい経験ができる環境を用意してあげることが大切です。

うちの子はまだ指差しをしない…

~指差しを引き出してあげよう~

赤ちゃんが中々指差しをしないことが気になる場合は、赤ちゃんの心を汲み取り、指差しを引き出せるような環境をつくってあげることが大切です。

◎環境を整える際の工夫

テレビの長時間視聴をできるだけ避ける

育児で大変なパパやママにとって、テレビを子どもに見せている時間は多いのではないでしょうか。

しかし長時間のテレビの視聴は、子どもにとって誰かとやり取りをする時間が減ってしまい、発達が妨げるとも言われています。

ですので、パパやママとやり取りをする時間を増やしてあげることが、指差しを引き出すためにも重要になってくるでしょう。

子どもの興味を持つものに指差しをする

絵本の読み聞かせなどをしている時に、お子様が興味を示しそうな場面では、人差し指で指差しをしながら読み聞かせてあげましょう。

子どもは大人の動きをよく見ているので、動きを真似し、指差しをしようとする傾向があります。

まとめ

赤ちゃんの指差しとは、コミュニケーションを図るためにも大切なことです。

赤ちゃんは周囲の人と関わっていく中で、自然とさまざまなことを習得していくので、周囲の声かけが何より大切になると言えます。

赤ちゃんが何かを伝えようとしている気持ちに耳を傾けながら、言葉の発達を促してあげることを心がけてあげましょう。

参考文献

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7550?page=2
https://millymilly.jp/column/54688
https://allabout.co.jp/gm/gc/454889/
https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=14757
https://h-navi.jp/column/article/35025895
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