卒乳の適切なタイミングと離乳をスムーズにおこなう方法

保育・子育て

卒乳と断乳の違いとは何かと迷ったことはありませんか?

卒乳とは、無理やり子どもとおっぱいを、引き離すのではなく、赤ちゃんが自然とおっぱいから離れておっぱいを必要としなくなることを言います。

一方、断乳とはママのお仕事復帰の意志や何らかの原因で母乳育児をストップさせることを言います。

今回は前者の卒乳の仕方や注意点について、ご紹介していきたいと思います。

卒乳のタイミングっていつ?

自然卒乳の時期は離乳食が順調に進み、食事から栄養が摂れるようになり離乳食が3回食になった時だと言われています。

3回食になると、母乳からの栄養が摂れなくても大丈夫ということです。

おおよそ、1歳〜1歳半頃です。

しかし、子どもの成長には個人差があるので、卒乳の時期を周りが卒乳したからといって焦って進める必要はありません。

子どものペースやママの気持ちが卒乳に納得できるタイミングで進めることが一番大切です。

子どもの発達状況やその時の子どもの気持ちに合わせながら少しずつ卒乳へつなげていくことをオススメします。

★卒乳を進めるにあたっての子どもの姿

チェックポイント

  • 1日3食きちんと食事がとれて、母乳やミルク以外からの栄養が摂れている。
  • 順調に体重が増えている。
  • 歩行が安定している。
  • マグを使い、おっぱい以外での水分補給が出来ている。上記のことができていれば、卒乳へのタイミングへ近づいていると言えます

卒乳をスムーズにおこなうコツ

  • 卒乳する日を子どもに言葉で伝えておく。
  • 卒乳の絵本などを読み聞かせ、おっぱいから卒業する意識を持たせる。
  • 授乳時間を減らして、慣れてきたら授乳回数も減らしていく。
  • 日中の活動時間に外へ遊びに行くようにする。

計画的に母乳を卒業させる方法です。

母乳を減らす分、普段より食事をたっぷり与えたり、おっぱいを飲んでいた時間には、代わりに麦茶などをあげることもオススメです。

おもちゃや外遊びで気を紛らわす事も一つの案です。

公園など楽しい所へ連れて行き、おっぱいのことを忘れさせましょう。

思いっきり外で体を動かすと、遊び疲れた分寝付きもよくなります。

何度も繰り返すことで、卒乳への第一歩へと近づけるはずです。 また卒乳の絵本を読み聞かせることも、子ども自身におっぱいをやめるという認識を持てるように促す一つの方法です。

☆オススメ絵本

  • おっぱい(すずき出版)
  • おっぱいバイバイ(有限会社ゲートジャパン)
  • バイバイおっぱいさん(文芸社)

卒乳の注意点

まだやめた方がいい時期とは、3日間以上経っても泣き止まなかったり、おっぱいを欲しがるようなら、卒乳の時期はまだその子には早いのかもしれません。

また、卒乳後の子どもの体調の変化にはくれぐれも注意しましょう。

発熱や嘔吐の症状がある場合も、卒乳のタイミングではないので無理をさせずに、また時間を置いてから挑戦してみましょう。

母乳には精神安定剤のような役割も果たしていると言われているので、逆に子どもが情緒不安定になってしまうと、卒乳ができにくくなったり、一度卒乳が成功しても、また母乳へと戻ってしまうこともあるのです。

ですので、少し卒乳は早かったなと感じた時は、時期を改めて子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう。

卒乳するにあたって大切にしたいこと

授乳の時間は子どもとママの大切なスキンシップの時間です。

ですので、卒乳の時期は子どもが不安にならないように、たっぷり愛情を注いであげましょう。

ママの温もりを通して、子どもは安心感を得ることができるからです。

卒乳を焦る必要は一切ありません。

「何歳までにやめる」など決めつけて進めるのではなく、ママと子どもの心身の状況に合わせて卒乳のタイミングを図りましょう。

子どもはさまざまなことに興味を示すようになっていくので、その興味を見守っているうちに、自然と卒乳していたというケースも多いのです。 また、夜泣きがひどいからと言って、卒乳した後におっぱいを再びあげるようなことは避け、その際は子守唄や絵本を読み聞かせたりして、子どもの気持ちをリラックスできる方法で卒乳を続けていきましょう。

まとめ

ママがお仕事復帰をする際に卒乳を考える方が多いかと思います。

しかしその子によってのタイミングが必ずあります。

一人で卒乳への気持ちを抱え込まず、ご家族の方に協力してもらうことも大切です。

おっぱい以外のことに対して、楽しいと思える時間を与えてあげることにより、自然に卒乳へと進めていけるでしょう。

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