新生児の沐浴ってどうするの?①〜赤ちゃんのお風呂デビュー〜

保育・子育て

皆さん、お子さんのお風呂はどうされていますか?まだ月齢が低い赤ちゃんであれば沐浴(もくよく)をされていると思います。生まれたばかりの赤ちゃんは、新陳代謝が良く、お肌はとてもデリケートです。赤ちゃんは意外にも1日で多くの汗をかくので、身体を清潔な状態で保つために沐浴はとても大切です。今回は、沐浴をするタイミングや、適切なお湯の温度、沐浴する際の注意点などをご紹介していきたいと思います。

新生児の沐浴とは

そもそも『沐浴(もくよく)』とはなんのことなの?と思うパパやママも多いのではないでしょうか。

沐浴とは、産後間もない赤ちゃんをベビーバスに入れることです。

生後1ヶ月頃までは、大人と一緒にお風呂へ入るのではなく、別で入る沐浴がおすすめです。

その理由としては、生後1ヶ月頃までは赤ちゃんの抵抗力がとても弱いので大人と一緒の入浴をしてしまうと、赤ちゃんのおへそから細菌が入り感染してしまうリスクがあるからです。

1ヶ月検診で問題がなくお医者さんの許可が下りたら、大人と一緒の入浴へ移行するケースが多いでしょう。

この時期はおしっこや、うんちの数も多い時期なので、おむつかぶれを防ぐ為にも、1日に1度は沐浴をしてあげて、清潔な状態を保ってあげることを心がけてあげましょう。

沐浴をするタイミング

沐浴は退院した日から始めることができます。

沐浴の頻度は1日1回が基本です。

母乳やミルクの吐き戻し、うんちやおしっこで汚れてしまった時は、1日に数回の沐浴を行っても問題ありません。

また沐浴をする時間などは決まっておりませんが、赤ちゃんに1日の生活リズムがわかるように、毎日ある程度同じ時間帯に沐浴してあげることをオススメします。

できるのであれば、午前や午後の暖かい時間帯が好ましいでしょう。

ですが、新生児の赤ちゃんは寝ては起きてを繰り返しての生活を送っているので、必ずこの時間に沐浴をしないといけないということはありません。

一つ避けてほしい時間帯でいえば深夜です。

深夜の時間帯は、赤ちゃんも1日の疲れが出てしまい、ぐずりやすくなってしまいます。

パパの帰りを待ってママと2人で沐浴へ入れようという思いがあるかもしれませんが、できれば夜20時までには沐浴をすましてあげるのが赤ちゃんのことを考えるとベストです。

沐浴のお湯の温度はどのくらい?

沐浴のお湯の温度は、熱すぎても、赤ちゃんがすぐにのぼせてしまいますし、冬場はぬるいと湯冷めしてしまう可能性があります。

沐浴の適切温度は、夏が38℃、冬が40℃が目安と言われています。

湯温計を使って温度をチェックするようにしましょう。

もしも湯温計がない場合は、パパやママの肘をお湯につけて、温度を確かめましょう。冬場はどうしてもお湯が冷めるのが早いので、暖房などを入れてお風呂場を暖めておいたり、あらかじめ暖かい部屋にベビーバスを用意して沐浴を行うのが最適でしょう。

沐浴にかける時間の目安

赤ちゃんは、大人の入浴のようにゆっくりと温まってしまうと、体力を消耗してしまい赤ちゃんの身体に負担をかけてしまいます。

入浴にかける時間の目安としては、沐浴が終わった後に、衣服を着せる時間を入れて10分以内に済ませるのがベストです。

沐浴といっても、身体を清潔にするということが目的なので、長風呂に入れる必要はないのです。

できるだけ手早く済ませてあげることを心がけましょう。

沐浴をする時の注意 ~赤ちゃんの様子をみよう~

沐浴をする際の注意点といえば、空腹時と授乳の直後です。

空腹時に沐浴すると、赤ちゃんはぐずってしまうことがあります。

また、赤ちゃんのお腹がいっぱいの状態で沐浴してしまうと、沐浴で身体を動かした時に、気持ち悪くなり母乳やミルクを吐き戻してしまう可能性があります。

ですので、母乳やミルクを飲んだ後は身体を休ませてあげ、赤ちゃんの様子を見ながら沐浴してあげるタイミングを計りましょう。

他にも、赤ちゃんの体調が優れない、いつもと様子が違う、機嫌が悪いという時は沐浴を控えましょう。

基本は1日に1回沐浴をしてあげることがベストですが、赤ちゃんやパパやママの体調が悪い時に、無理をする必要はありません。

沐浴ができなくても、温かいタオルなどで汚れている部分を優しく拭いてあげるだけで大丈夫です。

それぞれの体調が悪い時は、家族の方に協力してもらうのも一つの手ですね。

まとめ

赤ちゃんの沐浴は、お肌トラブルから赤ちゃんを守るために、とっても大切なことです。

慣れないうちは、産まれたばかりの赤ちゃんの沐浴に不安と緊張でいっぱいだったり、やり方が分からず戸惑ってしまうこともあるかと思います。パパやママ、赤ちゃんの体調に合わせながら、一緒に沐浴を楽しんでいけるといいですね。

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