子ども同士でのトラブルはつきもの。おもちゃの取り合いやお友達を叩いたり…喧嘩の中で芽生えるものもあります。そのような時の言葉がけやどう関われば良いのかお話ししていきます。
ケンカが起こることは当たり前
子ども時代に様々なことを経験して学び人間関係を築いていきます。
今まで「自分の世界」だけで生きてきたのに大きくなるにつれて「他人がいる世界」に気づきます。子どもの頃は、相手の話を聞かずに自分の話ばかりしてしまう場面が見られると思います。
それは子どもの時に見られる「自己中心性」であることが関係してきます。
いきなりコミュニケーションを取れと言われてもできないものですよね。
なので必然的にケンカが起こります。
コミュニケーション力を高めるには「聴く力」
伝えるよりもお友だちの言葉にも耳を傾けることが大切になってきます。
聞く力が身につくと…
- 集中力
- 思いやりの心
- コミュニケーション能力
それぞれが高まるようになってきます。
お家で聞く力を高めるためには絵本が効果的になってきます。
トラブルが起こった時
喧嘩が起こった時
見守り
すぐに仲裁に入りたくなると思いますが我慢して見守ってあげてください。3歳ごろになると「欲求が通らないこともある」ことを知ってどう解決したら良いのかを学んで行くチャンスになります。
※危険なことが予想される時は早めに声をかけてくださいね。
話を聞く
片方だけでなく両方から聞くことが大切です。仲介となり両方の気持ちを言葉にしてあげることも大切になります。
共感
子どもたちの中の「怒り・悲しみ・悔しさ・イライラ」などが出てくるでしょう。それを言葉にして「〇〇で悲しかったね、〇〇で寂しかったね」など子どもたちの感情を言葉にしてあげましょう。
一緒に解決策をねる
最後は「どうしたらよかったのかな?」など自分たちで考えさせることが大切です。「謝る・順番で使う・半分する」など子どもたちなりに考えを出すと思います。大人たちが思い付かない考えもあるかもしれません。
すぐに貸してあげられる子どもはいい子なのか?
おもちゃの取り合いによるトラブルはたくさんあると思います。 「貸してあげなさい」と言われてすぐ渡す子どもはいい子、優しい子なのでしょうか。それは大人の一方的な価値観になります。「いや、まだ遊びたい」と言えることは自分を表現できていると言うことなのです。いい子という反面、子どもの意思表示を否定してかもしれません。
ケンカから芽生える力
ケンカになるとお母さん達が先回りしておもちゃを相手に渡してトラブルを回避してしまうと、子ども自身の気持ちを抑えてしまい、理不尽さを味合わせてしまうかもしれません。大きくになるにつれてたくさんの人と出会いぶつかることもたくさんあります。
そこから学んで社会性を身につけていくのです。
まとめ
ケンカを見守ることは簡単ではないかもしれませんが、たくさんのことを経験して学んで行くことが大切です。一つ一つの積み重ねが子どもたちの力となっていくでしょう。
❀職歴 保育士8年
❀資格 保育士・幼稚園教諭二種免許
❀壁面制作大好き
☆子ども一人ひとりに合わせた個別性の保育を行っています☆