保育士直伝!子どもを引き付ける話し方のコツ

保育・子育て

私たちが勤める保育園では、大切な話をしている時や外遊びの前に子どもたちと必ずお約束ごとをします。でも、子どもたちは好奇心が旺盛でなかなか聞いてくれないことが多々あります。

ご家庭でもこちらが一生懸命に話をしても中々伝わらない・聞いてくれないといったことはありませんか?

こういったよくある悩み、実は、ちょっとしたコツを実践することで聞いてくれるようになったりします。

今回は子どもたちを惹きつける話し方のコツを「保育士直伝!」と銘打ってお話させていただきたいと思います。

惹きつける話し方のコツとは?

さっそくですが、子どもたちを惹きつける話し方のコツをご説明いたします。

大きな声ではなく小さな声で話す

相手に強く伝えたい時って自然と声が大きくなってしまいますよね?それに、子どもたちの声は大きいので大きな声で話をしてしまいがちです。でも、実は「あえて小さな声で話す」と子どもたちは、その小さな声を聴こうと集中して話を聞いてくれます。

大きな声で話をしてしまうと、子どもたちは「怒っているのかな?」「怖いな?」と思ってしまうことも・・・。それに大きな声で話すと大人も体力を消耗しますし、なにより大きな声で話も聞いてくれないとストレスが溜まってしまいますよね。

小さな声で話すと子どもたちもそれを真似して小さな声で話してくれたりします。子どもが遊んでいる時に段々と大きな声になってきたときなどにも効果があります。

落ち着いて話を聞ける雰囲気を作る

外遊びや水遊びなど子どもたちが大好き遊びは危険もたくさんあります。楽しい遊びが大きなケガにつながらないように予め約束事をしたいですよね。子どもたちに話を聞いてもらうには、まず遊びの前に話せる雰囲気を作ることが大切です。

どうしても落ち着いて聞いてくれない時は、「手遊び」をしたり、「絵本を読んだりして」子どもの気持ちを落ち着かせてみましょう。大人の声を聴いてくれるようになってから、約束事を話し、遊びに出かけましょう。

子どもたちに問いかける

話をしただけでは本当に理解しているのかな?と不安に思うことはありませんか?そんな時は、子どもたちに問いかけてみてください!

「〇〇な時はどうする?」と答え合わせのように質問してみてください。例えその回答が間違っていても、否定したりせず、「そうだね、でも〇〇だよ」と教えてあげてください。合っている時はそのまま褒めてあげてください。

惹きつける話し方のメリットと効果

子どもが話を聞いてくれるようになると、ストレスが軽減されます。話し方を工夫することで、子どもたちも真剣に話を聞いてくれるようになり、話の中で「何が大切か」ということを理解してくれるようになります。集中して話を聞くことができると、お友達とのコミュニケーションの向上にも繋がりますので「話をする」ということのメリットはたくさんあります。

惹きつけ方の悪い例

大きな声で注目を集める

大切な話をするのだから、大きな声で話すのはあたりまえと思うかもしれませんが、大きな声をだすと子どもは落ち着きません。また、普段から大きな声で注目を集めることをしていると、子どもが大きな声に慣れてしまい、いざという時に大きな声をだしても響かなってしまいます。できるだけ、落ち着いて話せる機会を作ってあげてください。

環境を整えず話始める

わちゃわちゃとした雰囲気で話しても大切な言葉の多くは届きません。まずは雰囲気づくりが大事です!今から何か大切な話があるなと子どもに感じさせることが大切です。

面白くしすぎても逆効果!

子どもたちと話をしていると、とても楽しいですよね。楽しい雰囲気をつくることはとても大事なのですが、子どもがONとOFFを切り替えられるように大切な話をするときはちょっと真剣な表情や雰囲気づくりといった、ひと工夫をすると◎です。

難しい言葉で話す

大人にとって分かりやすい言葉であっても、子どもにとっては難しい場合があります。できる限り優しい口調でわかりやすく伝えてあげることが大切です。

最初から威圧的に話す

「〇〇をしなさい」など命令口調で威圧して話を聞かせるというのは、あまりよくありません。子どもに「怖い」という感情を持たれてしまいますし、高ぶった感情だけでは伝えたいことがうまく伝わらないことが多いです。優しい言葉がけで、一番伝えたいことを伝えてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、保育園で保育士が実践・意識して行っている「子どもが集中して話を聞けるコツ」についてお話させていただきました。ただ、同じ方法で皆がみんな聞けるのかと言うと少し違います。ですが、お子さま一人ひとりに合わせたチャレンジをたくさんして、どの方法が一番合っているかを探し出すことが大切と考えています。今回の記事が皆さまにとって、「分かりやすく」伝えることができるお手伝いになれば幸いです。

保育・子育て
スポンサーリンク
保育・子育てのポータルサイト -HOIPO-
タイトルとURLをコピーしました