『しかけ絵本』が子どもに与える影響について

保育・子育て

世界中には数えきれないほどの絵本がありますが、その中でも私は『しかけ絵本』が大好きです。

『しかけ絵本』にもたくさん種類があって、「飛び出す絵本」や「穴あき絵本」、「音の出る絵本」や「光る絵本」、「錯視絵本」など楽しい世界は無限です。

電子書籍の時代にも、手にとって触れて感じることのできる『しかけ絵本』には、子どもたちの五感を刺激する要素がいっぱい詰まっているんです。

今回は0歳児からでも「見て」「触れて」「言葉に出して」楽しめる「かわいいてんとうむし」という絵本を紹介します。

色鮮やかな虫たちと立体的なてんとう虫が登場する絵本

子どもたちが興味をもつように、優しいタッチで表現されている虫たちは、子どもたちに馴染みの深い虫たちばかり。

【触覚】

立体になっているてんとう虫は、「穴あき絵本」になっていて、コロンッとしたとても可愛いフォルムです。

子どもたちが小さい指先でてんとう虫を触って確かめることができるんです。


どんな感触?どんな大きさ?人差し指と親指を使っててんとう虫を摘んでみるかもしれませんね。

かわいいてんとうむし

【視覚・聴覚】

声に出して数を数える。

0歳児の子どもにも、私たちはいろんな場面で数を数えると言う行動をとっています。

例えば入浴中。お湯に浸かって「いーちぃ!にーい!…」なんてしていませんか?

最近では、私は検温中も数を数えています。検温を嫌がる子どもも、不思議と数を数え始めるとじっとしてくれます。

ゆっくり「いーちぃ!にーい!さーん!…じゅーう!」でピピッ!というタイミングが来ます。

いつのまにか子どもも一緒にリズムに合わせて数え始めます。まだ言葉にはなっていない数字をリズムに合わせて読み始めたりするんです。

いつから数字を覚えたんだろう?ってびっくりするほど、ある日突然なんです。

私たちの習慣は、子どもたちの習慣にもなっていたんですね。

この絵本の中の世界に入って小さな指で、てんとう虫を触りながら数を数えて楽しんでください。

後ろから読んでも楽しめます。

『しかけ絵本』の中には繊細な作りのものが多く、子どもが手に取って遊ぶと何日かでビリビリ状態になってしまうようなものも多いのですが、「かわいいてんとうむし」は子どもたちが手に取って満足するまで楽しむことができる丈夫さもおすすめのポイントです。

絵本の中の世界から、戸外に出て自然の中で触れ合う虫たちの世界まで、子どもたちの成長過程に必要な自然との触れ合いや生き物の存在(小さな命)など、絵本の世界にはいろんな世界がつまっています。

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