「トイレトレーニングはいつから始めるの?」「トイレでうまくできるのかな…」
と不安に感じている人も多いかと思います。
その中でも一番悩むのがトイレトレーニングを始めるタイミングですよね。
子どもが成長につれて、自分でおしっこを我慢できる時間は徐々に、2時間を超えるようになります。そして2歳前後には尿意を感じられるようになってくるのです。
さて、今回はおむつ外しのタイミングや、その後のトイレトレーニングについてご紹介させていただきます。
おむつ外しのタイミング
トイレトレーニングの始め方は年齢で決めず、子どもの状態を見ながら、個々に合わせて進めていきます。
トイレトレーニングを進めるにつれて大切なことは、ママやパパに精神的、時間的に余裕があることです。トイレトレーニングは子どもと関わる頻度が多くなるので、ママやパパがじっくり時間をかけて取り組める時に行いましょう。
- トイレトレーニングを始める目安
- ・トイレまで自分で歩いていける。
- ・便座やおまるにしっかりした姿勢で座ることができる。
- ・大人の問いかけに、「はい」「イヤ」など簡単なことばで答えることができる。
- ・排尿間隔が空いてきて、その間隔が一定になってくる。
- ・大人の真似ができる。
- ・一回の尿量が多くなる。
お昼寝後におむつが濡れていない時にトイレへ誘うことから始めてみるとよいでしょう。
そして、トイレトレーニングに一番おすすめの季節は、薄着になる「春から夏」です。薄着の季節はトイレへ行ってもすぐにパンツやズボンを脱ぐことができます。
反対に、「秋から冬」にかけては、厚着をするので衣服の着脱にどうしても時間がかかってしまいます。
なので、できれば春から夏にかけて始めることができると良いのですが、
ここでも忘れてはいけないのは、子どもの発達や、トイレへの興味を優先するということを心かげてあげてくださいね。
トイレトレーニングのコツ
トイレトレーニングを進めるにあたって、子どもにトイレトレーニングが楽しいと感じられるようにするコツは、絶対に叱らないことです。
最初は、何度も失敗を繰り返してしまうと思いますが、その度に叱ってしまうと、子どもにとって「トイレ=嫌な場所」という気持ちになってしまいます。
「トイレでおしっこをする」ということが、楽しい場所と感じられるためにも、便座に座ることができたら褒める、おしっこがでたら褒めるといったように、子どもに何度も喜びを与えることが大切なのです。
トレーニングパンツから挑戦してみよう
トレーニングパンツとは、おむつから普通のパンツへと切り替える練習をする用のパンツのことです。通常の紙おむつは、おしっこをしてもサラサラ・不快感をあまり感じないように作られています。ですがトレーニングパンツは、おむつ離れが出来るようにおしっこは吸収するけれど、おしっこをした時の濡れた不快感が子どもに伝わるように作られています。
このトレーニングパンツを始めるためには、子どもの成長段階が大切になってくるので、最初にお話した、おむつ外しのタイミングができているからといって、すぐにトレーニングパンツに履き替える必要はありません。
子どもの気持ちに寄り添い、無理のない範囲で少しずつ、トレーニングパンツへと気持ちを進めてあげることが大切です。特に子どもとのコミュニケーションが必要になってくることからも、心の発育には欠かせないのです。
トレーニングパンツの種類
トレーニング用パンツはおしっこを吸収させるため、内側の股の部分が何層にも重ねられているのが特徴です。
そして、種類は3層・4層・6層とあります。
層が厚くなればなるほど、おしっこが漏れにくくはなりますが、厚みが出るため、ゴワゴワしたり洗濯をしても中々乾かないといったデメリットがあります。
下記は布パンツの種類をわかりやすくまとめてみました。
- 6層
- 層が厚いので、おしっこを吸収しやすいです。漏れる心配は少ないので、トイレトレーニングを初めて行う時にオススメです。3層、4層に比べると生地がかなり分厚くなるので、乾きにくい点がマイナス点です。
- 4層
- 自宅や少しの外出での普段使いにオススメ。生地は少し厚みがありますが、6層程のボリューム感はありません。吸収量も4層タイプでも十分安心できるかと思います。
- 3層
- おしっこの吸収量が減るのでトイレトレーニングの終わりへと近づく時にオススメ。層が薄いのでゴワゴワしない所が良い点で、何より洗濯後に乾きやすいことがポイントです。
子どもの気持ちに合わせて
2歳前後から徐々に尿意を感じるようになり、股に手を当ててみたり、おとなの顔をじっとみたり「おしっこを出そう」というサインを表すようになります。
個々のサインの出し方を把握して、そのサインに気付いたら、「おしっこ出そう?」「トイレへ行ってみよう」などと、子どもに声をかけてみましょう。
そしてトイレで排尿できた時は、「おしっこよく出たね」と子どもと共に喜びましょう。漏らしてしまったり、間に合わなかったりしても、決して怒ることのないようにしましょう。
「おしっこ上手に出きたね」とことばで伝え、もしおしっこが間に合わなくても「失敗してしまった」という思いを子どもが抱かないようにしましょう。
ポイント
排尿を感じても、ことばで知らせるのはまだ難しいでしょう。おとなが関わっていく中で、「おしっこしてみよう」「おしっこ出たね」などと、子どもの思いや行動を常にことばに代えて伝えていくことが大切なのです。
その繰り返しが、「この感覚はおしっこが出そうということなんだ」という気持ちへとつながっていきます。
オススメグッズ
- あけて・あけてえほん といれ(偕成社)
- のんたん おしっこ しーしー(偕成社)
- ぱんつも いいな (講談社)
- ひとりでうんちできるかな (偕成社)
まとめ
トイレトレーニングを始める際に、大切なのは一人ひとりに合わせて始める時期を決めてあげることです。周りが始めると焦りも出てくるかもしれませんが、子どもの成長に合わせてゆっくりと進めることが大切です。トイレトレーニングは子どもの成長の大きな一歩です。トイレでおしっこをするということが気持ち良いと感じられるように、優しく見守ってあげることが大切ですね。
職歴 保育士3年目 / 資格 保育士資格*幼稚園教諭二種免許
子どもがだいすきです♡♡
保育士としての経験を活かして、子育てに悩むお母さんやお父さんに
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