子どもの嘘泣き、その理由と対処方法

保育・子育て

子どもたち同士で仲良く遊んで機嫌良く過ごしていたのに、急にお子さんが泣き出してしまうことはありませんか?

お友達同士のおもちゃの取り合いや、怪我をしてしまったなど理由があれば、すぐに対応することができますが、「何があったの?」と聞いても何も答えず泣き続けているが、「あれ涙が出ていない…」

「これってもしかして嘘泣きなのかな?」などと感じたことのあるパパやママも多いのではないでしょうか。

今回はこの『乳幼児の嘘泣き』や『嘘泣きの対処法』についてご紹介していきたいと思います。

子どもの嘘泣きの理由は

〜子どもが嘘泣きをするパターン〜

お友達に嫌がらせをしたり、パパやママの物を勝手に使ったりと、悪いことをした時に怒られることを避けたいがために、嘘泣きをする場合があります。

子どもは嘘泣きをすることで、自分に非がない、許してもらえると思い、泣いて自分の身を守ろうとするのです。

①自己保身のための嘘泣き

お友達に嫌がらせをしたり、パパやママの物を勝手に使ったりと、悪いことをした時に怒られることを避けたいがために、嘘泣きをする場合があります。

子どもは嘘泣きをすることで、自分に非がない、許してもらえると思い、泣いて自分の身を守ろうとするのです。

②パパやママの気を引くための嘘泣き

兄弟ができたりすると、今まで自分だけに向けられていた愛情が二分してしまいます。そこで自分の方を見てほしい時にする行動の一つが嘘泣きなのです。

また兄弟同士で喧嘩をした時にウソ泣きをし、泣いた方がパパやママからの関心を手っ取り早く引けると感じ、嘘泣きをするパターンもあるのです。

③取引の際の嘘泣き

子どもは、パパやママへの要求があり、それを伝えようとする一つの手段として嘘泣きをすることもあります。

例えば、「抱っこしてほしい」「アレをとって欲しい」「構ってほしい」など理由は様々です。

そしてパパやママがこの嘘泣きの理由で要求を飲んでしまうと、子どもは「こうすれば自分の要求を飲んでくれる」と理解し、嘘泣きを覚えてしまう事もあるようです。

嘘泣きの対処法

嘘泣きをした時にどのように対応したらいいのか迷い、困ってしまいますよね。

嘘泣きとは、言葉で上手く表現できないものの、心の中で何かを伝えようとしている子どものサインです。

嘘泣きをした際の対処法としては以下を参考にしてみるのも効果的です。

  • 嘘泣きをしたことを叱らず、子どもの話をきいてあげる
  • 「それはできないよ」などと子どもに優しく言葉で伝えてあげる
  • 抱っこをしたりとスキンシップを図る
  • お友達や兄弟での喧嘩の際は、別のおもちゃに興味を持たせる

嘘泣きをしたからといって、いつも以上に構ってあげる必要はありませんが、パパやママは言葉で優しく、「少し待ってね」「また今度遊ぼうね」などと声をかけてあげましょう。

また怪我などがなく、安全確認ができれば、泣き止むまで少し距離をあけて、そっとしておくのもいいでしょう。

嘘泣きをしてもイライラしない

子どもは自分の身を守る為や、周りの大人の気を引きたいが為に、嘘泣きをすることがあります。

何度も「ダメだよ」と伝えても同じことを繰り返し、どうしてもイライラしてしまうパパやママも多いでしょう。

そして「嘘泣きをやめなさい!」や「また嘘泣きでしょ!」と怒鳴ってしまうパターンも多いようです。

しかし、これは逆効果です。

子どもは自分の気持ちが伝わらないが上に、「もっと自分を見て!」という気持ちが強くなり、余計に泣き止まない、嘘泣きをやめられない原因に繋がってしまうのです。

怒鳴るのではなく、子どもに共感してあげることで信頼関係を築いていけたり、泣かなくても自分を見てくれているんだと感じ取れるようになるのです。

そして大切なのは、泣かなくても自分の言葉で気持ちを伝えていけるようになるということなのです。

まとめ

子どもの嘘泣きは、涙が出ないだけでパパやママへの心の訴えであることは確かです。

悪いことをして怒られて泣いている時はもちろん注意するということが大切ですが、構ってほしいが為の嘘泣きの場合は子どもの気持ちに寄り添ってあげられるようにしましょう。

嘘泣きというのも、成長していく中での大切な一つの過程で子どもが成長している証なのです。

お子さんの気持ちに合わせて、落ち着いて話を聞いてあげられる環境を作っていけるといいですね。

タイトルとURLをコピーしました