なんでも嫌がる子どものお悩み解決方法「楽しく」「ほめる」「説明する」

保育・子育て

「お片付けしようねー」と子どもに言うと、「いやー」と言われ、「ご飯だよー」と言うと「いやー」と、子どもたちは成長していくにつれて何にでも「いやー」と言っちゃう時期がありますよね。言うことを聞いてくれないとつい怒ってしまい、むりやりにでも言うことを聞かそうとしてしまいます。

そんな時、どうしたらいいのかと悩みますよね・・・。怒りたくないけどなんでも「いやー」と言われるのはつらい。

では、どんな話し方をしたら聞いてくれるのか、子どもを動かすポイントを保育園での実例を交えてご紹介しようと思います。

保育園でよくある嫌がる子どもの「いやー」

①お散歩前に・・・

子どもはおもちゃに夢中になります。保育園では、子どもたちに体を動かしてもらう一環としてお散歩に出かけます。その時に先生が子どもたちに対して「お散歩行くよーお片付けしてねー」と言うと、子ども達「いやー」「まだ遊ぶー」といつもの返事が返ってきます。

②トイレへ誘うと・・・

保育園では0歳児~2歳児までお預かりしています、2歳前後の子どもたちは、トイレトレーニング(トイトレ)をしている子が多く、トイトレ中はこまめにトイレに誘います。遊びに夢中な時は誘っても「いやー」と言われてトイレに行かず、結果トイトレが失敗することが多々あります。

③お部屋を走ってしまう・・

保育園では、子ども達にとっては少し広めの保育スペースがあります。お友達と仲良く遊んでいると、ついついお部屋を走ってしまい他の子どもとぶつかってしまうことがよくあります。

「言う事を聞く」を工夫する

では、子ども達に「いやー」と言われた時にどのようにすれば、言うことを聞いてくれるのでしょうか?普段は温厚ない人でも、日々の積み重ねで「なんで言う事を聞かないの・・・」と怒りたくないのについ「言う事を聞きなさい!」と強い口調で言ってしまうときがあります。

そんな時はひと工夫で解決できる場合があります!

①「散歩前」のひと工夫

子どもに外に楽しいことがあることを伝えてみよう。

「パトカー通るかな?」

「わんちゃん見に行ってみよう!」

「かっこいい・可愛い靴履いて見せて」

など気持ちが楽しくなるような言葉をかけます。

最初にも述べたように子どもたちは遊びに夢中です。そんな楽しい遊びの途中で、急に「お散歩に行くよー」と言うと、子どもにとっては「まだ遊びたいのになぜ外に?」と思ってしまいます。せっかくおもちゃで楽しい時間を過ごしているのに急に言われると「いやだ」と言いたくなりますよね。

②トイレへ誘うためのひと工夫

少しオーバーでも大丈夫!子ども褒めてみよう。

「新しいお兄ちゃんパンツ(お姉ちゃんパンツ)見せて!」

「かっこいいね(可愛いねー)」

など褒められたりすることは誰でも嬉しいことです。トイレで排泄できた時はオーバーリアクションですごいことだよと伝えることが大切です。

かたくなにその場所を離れたくないと思う子どもの気持ちとして、作ったおもちゃが壊されるかもと心配で離れたくないと思う子どももいます。

そんな時は「守っといてあげる」などと言うことが保育園でよくあります。

③お部屋を走らせないひと工夫

話せば分かる!なぜ走ってはいけないのかを説明してみよう。

楽しくなって走り出して追いかけっこが始まります。

「走っちゃダメ!」と言うだけではまた走ったり、怒られたからやめようと思ったりするだけでまた繰り返してしまいます。

そう言う時はなぜダメなのかを伝えるといいと思います。

「走ってぶつかったら自分も相手も痛い思いをすること」や「転んで怪我するかもしれないこと」など目を見て理由を話すとなぜだめか聞いてくれるようになり、お友達にも注意してくれるようになります。「ダメ!」ではなく「歩こうね」などに言い換えるのもいいですね。

嫌がる子どもの「いやー」を動かすポイント

子どもを動かすポイントとしては

 ・そうしたくなるように仕向ける

 ・笑顔で話す

 ・誠実に話をする

など子どもの気持ちに寄り添いながら話すことが大切です。

まとめ

子どもの「いやー」は口癖のように毎日言われます。そんな時は優しく理由を添えて「言う事を聞きなさい」と怒るのはなく「できた時に褒める」ことが大切です。話し方をひと工夫するだけで子どもたちの受け方が変わっていくと思いますよ。

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