授乳中に気をつけたい食べ物って何?カフェインやアルコールは控えて方がいいの?

こどもの健康

「授乳中って食生活に気をつけないといけないのかな?」と不安になったことはありませんか?

初めての授乳生活は、気持ちが神経質になってしまったりと、どんなママにとっても分からないことでいっぱいですよね。

母乳育児の大変さは、たくさんあるかと思いますが、授乳中に気をつけた方が良い食事についてなどをご紹介したいと思います。

授乳期に控えたい食べ物

授乳期に控えた方が良い食べ物に悩んだことが一度はあるかと思います。

授乳中はママが口にした食べ物は、母乳へと影響すると言われています。

ですので、

授乳中は「1日3食」の食事、バランスの取れた食事を摂取することが大切です。

特定の食事ばかり摂取するのではなく、栄養を偏りなく摂るように心がけましょう。

その中で、授乳中に摂取を控えた方が良いとされている食べ物は、揚げ物・菓子パン・エビフライ・唐揚げ・マヨネーズ・ケーキ・チョコレート・スナック菓子・ピザ・バター・インスタント食品などがよく挙げられています。

これは、油分や、糖分が多い食品をできるだけ避けたほうがよいと考えられているからであり、絶対に食べてはいけないというものではありません。ママ自身の健康のために心と体両方にストレスない食生活を心がけましょう。どんな食べ物にも言えることですが、偏った食生活や、食品を大量摂取するようなことはやめるようにしましょう。

特にスナック菓子には脂質が多く含まれているので、食べすぎには注意しましょう。

反対に、母乳に良い食べものは、ビタミンCの入った食べ物、他には具だくさんのスープのように水分が補給でき、体を温めてくれるものがオススメです。

カフェインやアルコール摂取はなぜ控えた方がいいの?

アルコールやカフェインを授乳中に摂取すると、赤ちゃんの脳の発達や発育に大きく影響すると言われています。

これは妊娠中にもよく聞くお話かと思います。母乳の原料は、血液と言われており、血中をめぐるアルコールやカフェインを過度に摂取すると赤ちゃんに影響がでてしまうということのようです。

カフェインを眠気覚ましや気分転換などに摂取している方も多いかと思いますが、できるだけ摂りすぎないように気をつけましょう。

どうしても我慢できずに、コーヒーなどカフェイン飲料を飲む場合は、1日に1〜2杯程度にとどめましょう。最近はノンカフェインの飲料も種類が多くなってきていますので、そういったもので代用することもオススメです。また、アルコールについては気を付けて摂取していただきたいと思っております。これは、アルコールは母乳に移行すると言われているからです。

多量にアルコール摂取をすると、母乳の出が悪くなったり、ホルモンバランスが崩れる場合があります。他にもおっぱいを張らせてしまうといったこともあるようです。もしどうしてもアルコールが我慢ができない場合は、アルコール摂取後2時間以上あけてから授乳すると、赤ちゃんへの影響を少なくすることができると言われています。(妊娠中の方は禁酒ですよ!)

★実はカフェインはコーヒー以外にも入っています。


【緑茶・紅茶・コーラ・カカオ豆】



このように赤ちゃんのためにも、カフェインやアルコールを控えることは大切なのです。

ですが、普段からコーヒーやアルコールが大好きなのに、摂取をやめようと思う気持ちが大きくなりすぎると、ママの体へのストレスへとなってしまいます。

無理のない範囲で、カフェインやアルコールを控えていくようにしましょう。

授乳期の水分補給は大切です

毎日何回も授乳を行うと、栄養と一緒に水分も出ていくので、その分授乳中は食事以外での水分補給が大切になってきます。人間が1日に必要な水分量は、1.5〜2リットルと言われていますが、母乳の9割近くは水分なのです。

ですので、授乳中は母乳に水分が使われてしまうので、喉が乾いてしまいます。

意識的に余分に水分補給を行うように心がけましょう。ママの水分が足りていないと、脱水症状を起こしてしまったり、おっぱいが出にくくなったりする原因にもなってしまいます。母乳の出を良くするためにも、授乳中・授乳後にはこまめな水分補給を忘れないようにしましょう。

飲料だと中々飲みきれない方は、食事を工夫してスープや汁気の多いものを、食事から水分補給をするのも効果的です。

乳腺炎について

~バランスの良い食生活で予防しよう~

「乳腺炎」とは、母乳をつくる乳腺に炎症が起きる病気です。

授乳中におっぱいにできるしこりで一番多いのは、この乳腺炎と言われています。分泌されていない部分の乳管が詰まってしまい、母乳が溜まり炎症が起こるとされています。ストレスや疲労、偏った食事などが原因で乳腺炎を引き起こす場合もあります。

授乳中は、お腹が空きやすかったり、疲労が溜まりやすかったりもするので、ついつい高カロリーの食事を摂取してしまいがちです。しかし、脂質の多い食事は母乳がドロドロになり乳腺が詰まりやすくなる原因になります。

血液の循環を普段から予防することが大切になってきます。もしも、乳腺炎かなと思う時は脱水症状を引き起こさないように、水分をたっぷり取り、体をゆっくりと休めるようすることをオススメします。

ストレスのない生活を送ろう

育児をする中で、栄養バランスをみながら献立を考えるのは大変ですよね。

簡単なレシピなどを参考にして、できる範囲で栄養摂取できるようにし、たまには外食などをし、自身の気分転換を図ることも大切です。

「体に良いものをたべないと」とあまりにも神経質になってしまうと、健康のための食事がストレスになってしまうので、ママにとって負担のない食生活を送りましょう。

まとめ

赤ちゃんに必要な栄養素がたくさん入っているものが母乳です。妊娠が分かってから大好きなのに食べられない、飲めない、我慢の連続で大変かと思います。たまに息抜きすることも大切ですが、今回ご紹介した通り、母乳を通じて赤ちゃんに影響がでてしまう食品があるということを考えながら、バランスの良い食生活を送っていただければと思います。

赤ちゃんにとっては授乳の時間は、赤ちゃんがママと一対一で関われる大切な時間です。赤ちゃんが母乳を欲しがる時は、できるだけ母乳をあげられるようにしてあげましょうね。

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