[いつからさせる?]お片付けができない子どもに掛ける「魔法の言葉」

保育・子育て

子どもは起きている時間のほぼ大半を遊んで過ごしていると思います。元気に遊んでくれている様子は可愛らしいし、遊びを通して成長することも多々あるので笑顔で見守っているママやパパさんは多いと思います。

ですが、毎日毎日おもちゃの箱を全部ぶちまけられると、ちょっと言いたくなりませんか?

「片づけなさい!」と。

片づける習慣を身につけていないと、大体の子どもはおもちゃの片づけをしません。「片づけて!」と口調を荒げても、中々片づけてくれないと悩むこともあるかと思います。では、片づけられる子になってもらうにはどうしたらいいのでしょうか。子どもが自分で好きなおもちゃを見つけて遊べるようなったら、次は自分で片づけられるようになってほしいですよね。

今回は、子どもが自分で片づけられるようになる「魔法の言葉」をご紹介したいなと思います。

お片付けがでない子どもに「片づけなさい」はダメ?

早速ですが、子どもに片づけさせたいと思った時に、「片づけなさい」ではダメなんです。子どもは「片づけなさい」と言われても、子どもの中で「片づけ」という概念がありません。お片付けをしてもらうには、子どもに「なぜ、片づける必要があるのか」を分かってもらうことが大切です。片づけの概念のない子どもに「片づけなさい!」という一言だけでは、おもちゃで楽しく遊んでいるのに中断させられたと思われてしまうだけかもしれません。

お片付けの魔法の言葉「おもちゃのお家を作ってあげよう」

「おもちゃの家を作ってあげよう」とは、片づける場所を子どもに興味をもってもらうための魔法の言葉です。おもちゃ箱一つひとつに、分かりやすく「ブロック」「クレヨン」「乗り物」といった種類別に「おもちゃの家の表札」を作ってあげると、子どもも自分の大切なおもちゃをお家に帰そうと楽しい気持ちになりますし、片づける場所が分かりやすいとスムーズにおもちゃを片づけてくれるようになります。おもちゃの家の表札にはイラストや楽しい文字を書いてあげるとより効果的かと思います。

次の場面への期待

おもちゃを片づける時に、「お片づけをしてお出かけしよう!」「お片づけをしてご飯を一緒に食べよう!」「お片づけをして絵本を読んで一緒に寝ようか!」といった声掛けは効果的です。子どもにお片づけをすると楽しいことが待っていると思うと、次の場面への期待から自発的にお片づけをしてくれるようになります。ご飯前やお風呂前などに「お片づけタイムするよ~♪」といったお片づけを楽しくさせる工夫をしてみてください。

競い合う気持ちを刺激する

子どもは大きくなると競争することが好きになっていきます。私が勤める保育園でも、子どもたちは成長するにつれ競い合う気持ちが高まるようで「かけっこ」などで「あそこまで競争だ!」というと嬉しそうに走ってくれます。ですので、お片づけの際にも「よーい、ドン!」という掛け声とともにお片づけをすると楽しんで取り組んでくれるかもしれません。最初は、お父さんもお母さんも一緒になってお片づけをすることが大切です。ダラダラと片づけてしまうと、また遊びだしてしまったりしてしまうかもしれません。事前に時間を区切り、「時計の針が〇〇になるまで!」と子どもとお約束してから取り組むといいと思います。

お片づけのNGワード

よく言ってしまいがちな「お片づけをしないと、捨てちゃうよ!」という声掛けはあまりおすすめできません。この言葉で片づけをしても、捨てられる前に“やらされている”だけで子どもの自主性を損なう機会になってしまいます。この結果、自分から片づけることをしなくなってしまいます。

大切なこと

遊びに夢中な子どもにとって、遊びを中断しておもちゃを片付けることは気持ち的に大変なことです。片づけないからといって怒られてばかりだと、遊ぶことは楽しいけど「お片づけは楽しくない」と思ってしまい、気分が落ち込んでしまうかもしれません。子どもが少しでも片づけてくれた時には褒めてあげてください。褒めてあげることで「片づける意欲」を高めてあげることができます。怒ってばかりいると大人も子どももストレスが溜まって、いいことは何もありません。お互いが気持ちよくお片づけに取り組めるようにすることが大切だと思います。

まとめ

片づけや整理整頓は大人になってからも必ずしなければなりません。社会にでても、しっかり整理できることで自分にとって有利に働くことが多くあります。子どもが小さいうちから「怒られるから片づける」ではなく、お片づけも楽しい!という気持ちに持っていくことが大切です。子どもだけにお片づけをさせるのではなく、大人も一緒になってお片づけに取り組み、楽しい時間を過ごせるように見本を見せてあげるとよいでしょう。

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