離乳食のススメ方[初期編(5〜6ヵ月頃.ゴックン期)]

食育

離乳食初期は、赤ちゃんが『食事』という新しい世界を体験する時期!!
とも言われています。
『離乳食』とは文字通り、生まれてから母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんが、母乳やミルク以外のものを飲んだり、噛んだりする食事の第一歩であり練習期間です!!
上手く出来ても、出来なくても赤ちゃんは少しずつ食事という世界を楽しみ、成長していきます。

さて、今回のお話は「初めての離乳食」についてご紹介します!
ママやパパは『食べてくれるかな?』と楽しみでもあり、不安や疑問もいっぱいかもしれません。
でも大丈夫です!赤ちゃんの成長や体調、食べるペースにも個人差があります。
食べてくれなくても『今日は食べなくてもまた明日…』と少しずつ進んでいきましょう!
初めての離乳食に関する、疑問や悩みを一緒に考えていきたいと思います!
焦らずゆっくり離乳食を楽しみましょう!!

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離乳食のススメ方[中期編(7〜8ヵ月頃.モグモグ期)]

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離乳食のススメ方[完了期編(12〜18ヵ月.パクパク期)]

開始時期の目安

・首がしっかり座り寝返りもできる
抱っこするときに首に手を添えなくても、自分で頭を支えられるようなら大丈夫!
・お座りができる
支えてあげるとお座りができれば、上半身がしっかりしてきた証拠です。
・食べ物に興味を示す
大人が食べている口元を見つめていたり、自分も口を動かす、よだれを垂らすなどが興味の表れです。
・スプーンなどを舌で押し出さない
下唇にスプーンの先を軽く乗せてみる。舌で押し出すなど嫌がるうちは、まだ食べるための準備ができていません
・手にしたものを口へ持っていく
手にしたものを口へ持っていく行動は、食への興味を表われです。

アレルギーについて

アレルギーは離乳食を進めていく上で、切り離すことはできない問題です。
アレルギーの反応を恐れるあまり、離乳食を与えない、種類を少なく与える等ご両親の判断だけで与えるのは控え、離乳食の進め方のルールに沿って与えていくことが大切です。
離乳食を与え、子どもにアレルギー症状がでた場合に、医療機関に相談するという流れが良いでしょう。
アレルギーは食後2時間以内に出ることが多く、症状がでてからその原因を特定することが重要です。

離乳食の始め方

・1日1回、『1種類1さじ』を毎日決まった時間にあげましょう
離乳食は、午前の授乳タイムの中に組み込みましょう。新しい食品を始めるときには、茶さじ一杯程度から与え、様子を見ながら増やしていきましょう。
※特に離乳食初期は要注意
・お粥(10倍粥)から始めましょう
次に野菜、豆腐、白身魚、卵黄、ヨーグルトなどを使っても構いませんが、まずは1さじから始めましょう。慣れてきたら少しずつ量を増やしていきましょう。うんちの状態が変わらず元気なら新しい食材も試していきましょう。
・離乳食を始めてから1カ月くらいで、回数を増やしてみましょう
開始後1ヵ月ぐらいしたら、1日2回に進めてみましょう。慣れてきたら午前、午後の1日2回に進めてもOK!
ポタージュ状のペーストから、ドロっとしたヨーグルト状へと水分量を減らしていきましょう。

※離乳食を開始したばかりの頃は、アレルギーなどの心配もある為、なるべく初めての食べ物は午前中にあげて、赤ちゃんの様子を見てあげて下さいね。
万が一、食後に異常が見られた場合でもお医者様に見てもらえます!

固さの目安について

初期の段階では、赤ちゃんが噛まずにゴックンと飲み込める程度の固さにしましょう。
全てすりつぶして下さい。

  • 『ヨーグルト状』や『ポタージュ状』みたいなペーストに!
    初期のメニューは食材をトロトロにするのが基本。どれぐらいトロトロなのか?と悩むところです。
    裏ごしだけではモッタリして飲み込みにくいものもあります。

食べられる食材について

最初はお粥(10倍粥)からスタートです。米はアレルギーになりにくいので、おすすめです。

  • お粥(10倍粥)は1週間ほど食べたら次は野菜にチャレンジ。
    米、野菜で最初の1ヵ月を過ごしてみましょう。
  • オススメ野菜は、にんじん、かぼちゃ、カブ、サツマイモ、ジャガイモなどです。
  • 2ヵ月ごろからはタンパク質に挑戦です。最初は豆腐、次に白身魚です。食べられる食材を、少しずつ増やしていきましょう。また野菜に慣れたらだし汁も使い始めてください。
  • 塩、砂糖、油などは多すぎないように気をつけましょう!
  • そば、サバ、イカ、タコ、エビ、カニ、貝類は離乳食初期、中期には控えましょう!
    (アレルギーの危険性があります)

補足

炭水化物
→10倍粥(米1に対して10倍の量の水で炊いたお粥のこと)
じゃがいも、さつまいものほかに6ヵ月ごろからソーメン、うどん、食パンなど小麦粉を使った食材も試せます。
ビタミン、ミネラル類
→大根、にんじん、トマト、玉ねぎ、ほうれん草、ブロッコリーなど
タンパク質
→豆腐、カレイ、タイなどの白身魚、しらす、卵黄など

一食量の目安(まずは10倍粥小さじ1杯から)

  • 離乳食用スプーン1さじから少しずつ食べさせます。赤ちゃんの機嫌が悪くならないか、湿疹が出ないか、下痢をしないかなど様子を見ながら、2~3日ごとに1さじずつ増やしていきます。
  • 始めて2週間を過ぎたら、様子を見て慣れてきたらポタージュ状の野菜にチャレンジ!! 初期が終わる頃には1回に10倍粥を小さじ6杯程度です。

※食後に母乳、ミルクが飲めるくらいに加減して下さい。

《始めて1ヵ月ごろの目安

炭水化物
→10倍粥(大さじ2)
ビタミン、ミネラル類
→にんじん、玉ねぎ、かぼちゃ、トマトなどの野菜類、いちご、メロン、もも、バナナなどの果物類は(大さじ1)
タンパク質
→魚なら小さじ1〜2杯、豆腐(小さじ5)

※個人差があるので無理はせず、参考にして下さい!

《スプーン選び》

離乳食初期のスプーンは、以下の4つがオススメです!

  • シリコンタイプ(柔らかい)
  • 柄が長いもの
  • 先端が丸くて小さい
  • スプーン先端の底が浅いもの

食べさせ方と注意点

  • 最初は抱っこや背もたれのあるベビーラックがお勧めです。
    ママの膝の上は安心感があって良いですよ。
  • スプーンなどは下唇の上にスプーンを置き、口を閉じるまで待つ。
    口を閉じたらスプーンを取り出す。水平にスプーンを口の中に入れ水平に引き抜く。

まとめ

『離乳食』は、子育てをする上で避けては通れない道の一つです。
これから赤ちゃんが母乳、ミルク以外から栄養を摂って生きていくことへの第一歩!!
大切な時間です。
何もかもが初めてのママにとっては大きな不安があります。
子育てと毎日向き合いスムーズにいかず心が折れそうになることもあるかもしれません。
でも、一人で悩まず周りの人にたくさん甘えて下さいね。
離乳食の時間が赤ちゃんにとってもママにとっても楽しい時間になりますように!!

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