生後2週間から2か月ごろの赤ちゃんが突然火がついたように泣き出す原因と対処方法

保育・子育て

赤ちゃんがいつもと違った様子で火が付いたように激しく泣き出すといった経験はないでしょうか? 苦しそうな泣き方だったり、からだをそらせて暴れる激しい泣き方だったりすると、なにかの病気なのかと不安になりますよね?

これは黄昏泣き「たそがれなき」別名コリックといって、私も2児の親としてこういった経験をしました。初めての時はどう対処していいかわからず不安でしたが、そのあと、原因と対処方法を知ることで深刻な問題ではないと理解し、不安になることなく対処できるようになりました。

そこで今回は、生後2か月ごろの赤ちゃんが突然ギャン泣きする原因と対処方法を、私が得た知識と経験をもとにご紹介いたします。

生後2週間から2か月ごろの赤ちゃんが夕方突然火がついたように激しく泣き出す原因

赤ちゃんが夕方突然激しく泣き出す黄昏泣き(コリック)について、なぜこの時間帯にこんなにも激しく泣き出すのかという原因は現在のところわかっていません。

「昼から夜に向かってだんだん暗くなっていくことに不安を感じるから」といった環境の変化が要因とする説や、「体がまだ未発達なため赤ちゃんの体に不快に感じる症状が起きている」といった身体的なことが要因とする説など様々な説があるようですが、原因がはっきりしないからと言って不安にならず、これも成長の過程だととらえて前向きに対応してあげることが大切です。

赤ちゃんが突然火がついたように泣き出す黄昏泣き(コリック)の特徴

黄昏泣きは本当に突然はじまります。のけぞったり、手足をバタバタさせたり苦しそうに泣くので初めての場合は戸惑うかもしれません。しかし、ここで慌ててはいけません。心を落ち着かせて冷静に愛情をもって対応してあげることが大切です。

黄昏泣きは、生後2週間過ぎたころから始まり、生後2か月から3ヶ月ごろがピークでその後生後5~7か月くらいで治まります。中にはもうすこし長く続く赤ちゃんもいるようですが、必ず終わりが来るのでそれまでの辛抱と覚悟を決めて優しく見守ってあげることが大切です。

黄昏泣きの時間帯は、夕方6時ごろから始まることが多く、3時間以上続くこともあります。
頻度は時期によって違うかもしれませんが、週3~4日くらい起こります。また、黄昏泣きは個人差もあるようで、真夜中まで泣き続ける子もいれば、まったく黄昏泣きが起こらない子もいるようです。
私の場合、一人目の子で黄昏泣きを経験しましたが、二人目は夕方から夜の時間帯に機嫌が悪くなるということは特にありませんでした。
ですので、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)の時はこんなことなかったのに、この子はこんなに泣いて大丈夫?」と心配するのではなく、それぞれの違うのだからと受け止めて対応してあげるも大切です。

赤ちゃんが激しく泣き出したときの対処方法

黄昏泣きの原因が不明だからといって対処方法がないというわけではありません。
まず、大切なのは「機嫌が悪くなる原因が実はあるのではないか?」と考えて対応してあげることです。「お腹がすいてるのでは?」といった場合は、授乳をしてみる。「おむつが気持ち悪いのではないか?」と確認してみて、おしっこ、うんちをしていたら替えてあげる。こういった対応で泣き止むこともあります。

それでも泣き止まない場合おすすめなのが「部屋から移動してみる」ということです。たとえば、隣の部屋に移動してみる。ベランダに出て外の空気にふれさせるなど、環境が変わると嘘のように落ち着くことがあります。また、抱っこ紐にいれて、散歩することも有効です。

私はこれらの方法を良く実践していましたがとても効果がありました。散歩に連れだしたりするとちょっとした揺れが落ち着くのか、泣き止んでそのまま寝ていくことも多かったので特におすすめです。

「雨降りで外に出れない」など、部屋から移動するのが難しい場合は、いろいろな音をきかせてあげるのも有効です。
例えばテレビやラジオの音、窓を閉めているなら開けて外の音をきかせてあげる、歌をうたってあげるなど。音に興味を示して泣き止みことがあります。
さらに、抱っこしておしりや背中を優しくトントンしてあげると効果が上がります。

何をしても泣き止まないときは?

どんなに、手を尽くしても大泣きが終わらないこともよくあります。ここで大事なのは、ママ・パパがストレスをためないでこの期間を乗り切ることです。10分程度なら放置しても問題はないので、安全を確保の上別の部屋でお茶をするなどして息抜きの時間をつくることも一つの手です。

赤ちゃんがずっと泣いている状況で、不安に感じたり、イライラすることもあるでしょうが、いずれ終わりがくることと割り切って、心にゆとりを持つことが大切です。

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